熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

求めていた音響は灯台下暗し(イオンシネマ海老名に行ってきた!/MMFR感想あり)

どうもお久しぶりです。
色々書きたいことは溜まっていたのですが、ついついブログは放置しがちですね…
140文字がいかに楽ちんかにかまけていてまったく書いておりませんでした。
本当は去年台湾に行った話とかクリパがかわいいとか下書き見ると書きかけた記事が溜まってるんですが、お披露目出来るのはいつになることやら…

 

熱量が高い内に書いた方がいい!と思ったので本題に入ります。

イオンシネマ海老名のTHXが凄い!

THXとは何ぞや?
とまず初めに思われると思います。
私もあまり知りませんでした。
詳しくはこのイオンシネマさんが用意したページにて詳細が載っています。

THX|イオンシネマ

簡単に言うと、あのルーカスフィルムが始めた超こだわりの音響システムということです。(現在は独立しています)
しかも、厳しい基準をクリアしないとTHX劇場とは名乗れないそうです。
しかも年一回審査があり、そこで駄目なら名乗ることを取り消されるという、結構厳しいシステム。
そんなTHXが日本で初めて認められたのが、イオンシネマ海老名なのです(当時はワーナー・マイカル・シネマズだった。懐かしいね)
しかし何故海老名なのか。神奈川県海老名市。特に都心からアクセスしやすいかと言われればそんなことはあまりない気がする。あっでも新宿からは小田急線で一本だ!

そんな海老名、実は割とアクセスしやすいのですが、ついつい川崎に行きがちなので存在すら忘れていたのでした…
この事実をどうしてもっと数年前から思い出さなかったのか…自分をぶん殴りたい…
(そういう後悔を下にこの記事を書いています)

 

という訳で体験してきました。
ルーカスフィルムの一部門として始まったこのシステム、やっぱり観るなら
スター・ウォーズ/フォースの覚醒』しかないっしょ!
そう思って意気揚々とイオンシネマの上映スケジュールを眺める私。
しかし、探せども探せども見つからないスター・ウォーズの文字…
その代わりに発見したのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』だったのでした…
上映、終わってた…
そもそも私がスター・ウォーズ行こうと思ったのは、3/25で上映が終わるよ~という話が出てきたからなのでした。
一度しか観ていないので、もう一度観るなら4DXかなと思っていたのですが、ずっと頭の片隅にTHXの存在がありました。
しかし後悔先立たず。
そんな訳でVいくつか(何回観たか)忘れた、マッドマックスを再び観ることに。

(以下、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(以下MMFR)ネタバレを含みます)

 

広告が流れてて音が大きいかも、くらいでぼんやりしていた私、WBのロゴが出てきた瞬間からぶっ飛びました。
しょっぱなからビリリと震える映画館の空気と言ったら!
唸るエンジン音、爆発するような音、音、音。鳴り響いて頭がクラクラするほどのストリングスBGMの高音。怒涛のような水飛沫。また爆発。その分音がなくなった瞬間の、静寂。
私が求めていた音響は、これだーーーーーーー!
一人心の中で快哉を叫んでいました。そう、これなのよ!
私は立川シネマシティの極爆上映も好んで通っていました。
立川は音響がものすごく綺麗です。しかも映画ごとにきちっと調整が入り、一番聴きやすい音に仕上げてくる。
こういうことが出来る映画館は日本で立川シネマシティだけだと思っています。ただ、私にとってはちょっとばかし上品過ぎる。
その点イオンシネマ海老名のTHXは、ともすれば耳が痛くなるような轟音だったのです。
高音が聴かせてくるったらない。けれども耳を劈くほどではない(つんざいてだめだーってなったのはブルクだったりします…高音が響きすぎて死ぬ…)
観終わった後の残響感、轟音でライブに行った後のようで恍惚としていました。

 

繰り返し観ている映画は数を重ねると流石にあまり泣かないのですが、今回は初めてフュリオサが鉄馬の女たちに会うシーンでぐっときて泣いてしまいました。
あのおでこを合わせるシーン、ものすごく込み上げた…
また、その直後にフュリオサが“Green place/Home”などないと知って慟哭するシーンでも涙がこみ上げてきました。これは音響が良かったからに他ならない…
いつもは大抵ニュークスの最後の「Witness me」で泣いてしまいます。
こちらもとても綺麗に聞こえました。


マッドマックス 怒りのデス・ロード』と言えば、先日アカデミー賞を6部門受賞していました。
その内の録音賞、音響編集賞という賞を受賞しています。どちらも音に関する賞です。
コマ抜きされたアクションに、ぴったり綺麗に台詞が重なるようになどを美しく出来たことに対してと、それらに加えて爆発の音の効かせ方などを合わせているのがどちらも優れているから勝ち取った賞だと思っています(ちょっとここら辺私もぼんやりとしか説明できなくてごめんなさい)
それらが見事に体感出来る劇場でした。
今までMMFRはIMAX、4DX、MX4D、極爆上映、絶叫上映、エクストリーム4DXなどかなりの種類で観て来ましたが、今回のTHXでの体験は、間違いなく最高でした。
もし初見で、3Dが苦手という方には絶対に観て頂きたいです。
初見でなくても、立川やドルビーアトモスやウルティラなど、他の音響と聴き比べしてみても楽しいと思います!
私的には、現在上映中の『ヘイトフル・エイト』がここで観てみたいと思いました。
こちらの作品もエンニオ・モリコーネが作曲賞を受賞しています。音楽に連れて行かれる気分になって、こちらも大変素敵な作品です。

 

THXもそうですが、映画館で聴き比べとか、スクリーンの発色の良さとか大きさとかを比較して観るの結構楽しいですよ。

その上でお気に入りの映画館が見つかるとなお楽しい!



しかし本当、なんでスター・ウォーズ観に行かなかったんだろうな…
というかあんな映画やこんな映画、イオンシネマ海老名で観たかった…
どうして今まで利用しなかったのか不思議で仕方ないです。
(ぶっちゃけ立川と海老名を比べてしまうと圧倒的に海老名のほうが時間も交通費もかからない…)
せめてエピソード8の前に、エピソード7のリバイバル、お願いします―!