熱に羽化されて

はとです。好きすぎてこじらせたうわ言です

映画館で観劇しよう!ナショナル・シアター・ライブのススメ!

こんばんは!最近映画館で映画を観れていなくて枯渇気味のはとです。
寒暖差の激しい毎日、元気にお過ごしでしょうか。

ここ最近、映画館で応援上映など色んな形での鑑賞法が増えていますよね。
しかも映画でなくとも、コンサート映像やオペラやお芝居なんかも観れるようになってきています。映画館の楽しみ方は奥深い。

今回はその内の一つ、海外の舞台が日本にいながら楽しめる、『ナショナル・シアター・ライブ』を紹介したいと思います。

『ナショナル・シアター・ライブ』って?

もしかしたら海外の舞台が好きな方がいるTLでは「NTLがさ~」「NTLiveの発表がそろそろ…」などという言葉を見かけたことがあるかもしれません。
これらは全てこの『ナショナル・シアター・ライブ』(ブがヴの表記の場合もあります)という企画の略称です。
ロイヤル・ナショナル・シアターというイギリスの国立劇場が運営している企画です。
衛星放送を使って、演劇のライブビューイングを世界各地で行っているのです。
刀剣乱舞とか、舞台のライブビューイングって日本でもあるじゃないですか。
あれの海外版と思っていただければと思います。
日本では同時上映ではなく、このビューイング映像の録画が上映されています。
近い所で言えば、劇団☆新感線の演劇が上映される、ゲキ✕シネなどが近いと思います。

勿論、日本語字幕あります!!!
だから英語分からないという人でも安心です!!!

ちなみに、吹替は今の所存在しません。今後もないと思われます。声も含めて舞台の臨場感と俳優の演技を楽しんでください。

どんな作品が上映されるの? 

近年演劇界で賞を獲ったり、話題になった作品がかかることが多いです。
また、有名な俳優さんや監督が関わっていたり、シェイクスピア作など、作品自体が有名なものも上映される傾向があります。(あくまで個人的イメージです)
日本では5年目の試みになり、年間5~7本くらいかかっています。
他の劇場でかかっていたものや、中にはブロードウェイで上演された作品も、幅広く取り扱っています。
ただ、ナショナル・シアターで行われる全ての演劇が上映されるわけではありません。
そもそもイギリスでも上映はしていなかったり、録画されていない作品に関しては観ることが出来ません。


今年のラインナップは以下になります!

2/2-8『エンジェルス・イン・アメリカ 第一部 至福千年紀が近づく 』

3/16-22『エンジェルス・イン・アメリカ 第二部 ペレストロイカ

5/25-5/31『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(今日から!)

7/6-12『アマデウス

9/28-10/4『イェルマ』

10/19-25『フォーリーズ』

11/24-29『ヤング・マルクス

11/30-12/6『ジュリアス・シーザー

 

あらすじやキャスト・スタッフ等は、公式サイトで確認出来ます。

www.ntlive.jp

私的にオススメなのは今日からスタートする『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』です。この作品はシェイクスピアの超有名作『ハムレット』のスピンオフになっています。
そちらについて詳しく書いた記事はこちら➾(予習すべきか、しないべきか(ロズギル私的まとめと関連作品紹介) - 熱に羽化されて)

あと音楽ジャンル好きは勿論FGO民におすすめしたいのが『アマデウス』!サリエリ視点から描かれるモーツァルトの話です。あれ同じタイトルの映画知ってるな?と思ったあなたへ。実はこの作品舞台が先なのです!ぜひぜひ舞台作品としての『アマデウス』も味わってみてくださいませ。

そして一つ、注意しなければならないことがあります。
『ナショナル・シアター・ライブ』の上演作は、DVDなどのソフト化・配信などは行われないと言うこと。行けないからDVDで観よう…は出来ないのです。
なので、ナショナル・シアター・ライブ好きは、上映時期になると騒ぎ立てるのでした。

どこで観れるの?

日本の映画館で観れます!ただし、現在限られた場所のみで、2018年は

TOHOシネマズ日本橋(東京)
TOHOシネマズ川崎(神奈川)
大阪ステーションシティシネマ(大阪)
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ(愛知)
中洲大洋映画劇場(福岡)

の5つの映画館で上映されています。

ここで一週間の上映が終わった後に、

吉祥寺オデヲン(東京)

などでも時間が経ってから上映されることがあります。
その他にも、最近では高知県民文化ホールなどで上映されたり、映画館に限らずの上映もあるようです。
また、神戸アートビレッジセンターでは、解説講座つきの上映が行われたそうです。今年も何作品か行われるようなので、近くにお住まいの方は要チェック!
う、羨ましい…!


また、ここでも注意なのですが、普通の映画と違って、基本的には一日1回上映です。(今回のロズギル、TOHOシネマズ川崎だけは月〜水だけ1日2回上映という奇跡が発生しました…!)

なので、何時に上映されるかは映画館がスケジュールを発表するまで分かりません。また、この発表も普段の映画とあまり変わらないため、3日前にならないと分からない…ということが起こります。

午前中に観て午後から別の用事、と思っていたら午後からじゃん!なんてことも発生します。そのため、どうしても観たい演目がある時はあまり予定を入れない方がいいと思います…!

なので、NTLが好きな人たちはスケジュールが出るとわいわい騒ぎます。知らずに見逃してほしくないし、どこかで行ける日があればいいなと祈っているから…!

どうやってチケットを買えるの?

実は、普通の映画と変わらずチケットを買うことが出来ます!
TOHOシネマズなら上映日の2日前からインターネットでチケットを予約することが出来ます。
事前にネットで予約をするもよし、当日ふらりとやってきてチケットを取るもまたよしです。
料金は普通の映画と比べて3000円(学生は2500円)となりますが、本来舞台だったらもう少し値段が張りますし、そもそもイギリスやアメリカに行かないと観れないので、そう考えるとめちゃくちゃお得です。
あと、TOHOシネマズの会員カードを持っていて、マイルを貯めている方にはかなり美味しい企画です。
長丁場の演劇が多いですが、その分マイルが貯まります。いっぺんに200マイル貯まるのは結構楽しいです。

実際どんな感じで上映されるの?

いきなり本編、というわけではなく最初に演出家にインタビューなどのおまけ映像が流れたりします。
こちらにも日本語字幕があるのでご安心ください。今作がどういう風に作られたのか、などより作品に入れるような作りになっていることが多いです。
そこから劇場の様子が映し出され、舞台に画面が寄っていきスタートします。
ずっと固定の映像ではなく、役者のアップが入ったり、結構カメラの切り替わりなどもあります。途中で映像がカットされるということはないのでご安心ください。

また、作品によりますが、途中で演劇と同じく休憩が入ります。この間、映画館は照明をちょっとだけ明るくしてくれることが多いです。
映画館の劇場から外に出ることが大抵の劇場では可能なので、トイレに行ったり飲み物を買ったりすることが出来ます。ちょっと幕間に感想ツイートしたい、みたいなことも出来ます。休憩時間はアナウンスされることもありますし、大抵は画面に時間のカウントダウンがされますので、そちらを目安に戻ればOK!
休憩が終わると、またインタビュー映像などが数分挟まることが多いです。演者にインタビューしていたり、実際の幕間で俳優たちがどう過ごしているかなどを映していた回もあり!舞台裏が観れるこの演出を、私は毎回楽しみにしています。(ロズギルは一切なくてびっくりしました…普段はあるのよ…)
そしてそれが終われば本編へ。中には休憩が2回ある作品もありますが、大抵は2幕で終了。中には短い作品だと幕間がない場合もあります。

終わるとNTLのエンドロールが流れておしまいです。演者や演出家も勿論ですが、この映像の撮影者や日本語字幕担当者などの名前も流れます。
エンドロール後に何かがある作品は、私が見た限りでは今の所ないです。エンドロール自体はそこまで長くないですが、終電ギリギリの上映だった場合は諦めてもいいかも。
長丁場心配…という方にも休憩がちゃんとあったりと、配慮された上映になっています。


 あと、毎回パンフレットが用意されています!
作品ごとに色々紹介されているので、気に入った作品があればそちらも是非。
お値段も一般的な映画のパンフレットとあまり変わりません。

f:id:ibara810:20180525232928j:plain

 こちらは今年の2、3月に上映された『エンジェルス・イン・アメリカ』のパンフレットです。

大大大傑作だったので、もしお近くで上映がありましたらぜひ!

 

とりあえず体験してほしい

ここまで読んだら、なんとなくイメージが沸いてきましたでしょうか。
海外の舞台、行きたいものに全部行くならもう現地に住むしかない、という人間にとっては大変ありがたい企画になっています。
ここで上映される作品たちは、世界中に配信されるだけあって、レベルの高さは担保されていると思います。
どシリアスで重い話からコメディやミュージカルまで、様々なタイプの作品が上映されていますので、気になったものがあれば足を運んで頂けたらな、と思います。

私は英語もよくわからないし、お芝居って観たことあんまりないからどこを観たらいいんだろう、ということも思っていました。でもこれだと字幕がついているので話も追えるし、見せたい所はここなのかな?など考えたり、ちょっとした仕草を見逃さずに観ることが出来たのも良かったです。

あと自分の沼とどこでどう繋がるかは全然分からないので、こういうのもあるんだなーと頭の隅っこに置いておいて頂けると、いつか何かの拍子に「あっ!確かやってた!」と思い出したり観に行っていただければ幸いです。

とりあえずロズギルこと『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』は、去年生田斗真くんと菅田将暉くんで上演されたばかりなので、それと観比べたりするのもお芝居の楽しいところですのでぜひぜひよろしくお願いいたします。ハムレット役の林遣都くんのファンなどもぜひぜひ!

(これで人気が出て全国のもっと沢山の劇場でナショナルシアターライブが上映されますように…!)

 

ちなみにこちらは超貴重な、ナショナル・シアター50週年記念で作られたDVDです。ダイジェストとか色々観れるらしいので、貴重なこちらも楽しみです。

ナショナル・シアター 50周年オンステージ [DVD]