熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

君もマーク・ラファロになろう!(#PayItForwardChallenge のお話)

突然ですが、『ペイ・フォワード 可能の王国』という映画をご存知でしょうか?
授業で「もし自分で世界を変えたいと思ったら何をするか」という課題を出された少年が「ペイ・フォワード(Pay It Forward)」という理論を提唱します。
これは直訳すると先に払う、という意味になりますが、彼が提唱したのは自分が受けた親切や善意をその人に返すのではなく、新しく3人に善意を渡す、そしてその受けた3人がまた新たな3人に対して何か親切なことをする…という善意の広がりを期待した理論でした。
映画ではこれがどう作用するのか、本当にそんなうまく善意は広がっていくのか…というのは実際に観ていただきたいです。いい映画です。(今観ると出演者…*1とも思わなくもないですが。というかジム・カヴィーゼル*2出てたのか)


この「ペイ・フォワード」、2014年のフロリダのスターバックスで実際に起こったことがあるそうです。

www.cnn.co.jp


後ろの人の分まで前の人が払っていった、というのがきっかけで、しばらくこの店では列の前の人が奢る状況が途切れたりしながら続いたそうです。

で、どうしてこのペイ・フォワードの話をしたかと言うと、タイトルにあるマーク・ラファロ*3です。
彼は先程紹介した映画には出演していませんが、昨日Twitterに、こんなつぶやきをツイートしていたのを見かけました。

 
(拙訳)

去年の #ペイ・フォワードチャレンジ 期間の皆の気前の良い精神にインスパイアされたので、このホリデーシーズン(年末年始)にまたやりたいな!今朝は僕のおごりで飲んでね。貴方にこのギフトカードかに追加チャージをするか、自分でカードを作ってこのチャレンジを始めてみることをおすすめするよ。

 

そしてこのツイートに、ラファロは誰でも使えるようにバーコードを表示した状態で、100ドルのギフトカードをアップしました。
おそらく2014年のペイ・フォワードにちなんでスタバだったのかなあ、と思います。
ここから彼のTwitterには実際に購入した報告や、チャージした報告がバンバン届くことに。

更にラファロは、共演している友人たちにもこの輪を広げてね、と何人かに名指しでツイートを投下。
いち早く反応したのがゼンデイヤ*4でした。

 最高だ。

 最高じゃろ。

 
最高なんじゃ。

 

同じくトム・ホランド*5も反応していました。

 

(拙訳)マークこれどうやったらいいの?これ最高なんだけど!

かわいい。
そしてちゃんと答えるラファロ。

 

(拙訳)スターバックスに行ってこのカードにチャージするか、ゼンデイヤがやったみたいに自分でギフトカードを作ってスタートするか(こちらの方がおそらく簡単だね)出来るよ。#PayItForwadChallenge

ふざけ合ってることの多い二人ですが、この日はちゃんと答えてた。かわいい。


日本では使えないのが残念でしたが、こんな風にアメリカではホリデーシーズンだし、誰かに贈り物をする感覚で盛り上がっていて楽しそう…と思っていたら、日本でもラファロさんを真似て、PayForward運動をしてみよう!とtokyopenさんというフォロワーさんがgifteeというソーシャルチャレンジしていました。その日の昼に。

ソーシャルギフトのgiftee(ギフティ) | ソーシャルギフトサービス


天才かよ。しかも速度が早い。
SNSでやりとり可能な、バーコードを表示すれば誰でも贈り物を受け取れるというサービスを利用して、誰でもドーナツを購入できるようにしてくれたのです。

行動の速さを見て、「私もなんかやりたーい!」という気持ちがふつふつと湧いてきました。
そんな時、たまたま一緒に昼に出た職場の人が「コーヒー飲みたい」と。しかもたまたま近くにスタバ。
これはなんてお誂え向きのシチュエーションなんだろう!リアルでやれちゃうじゃん!と内心思いながらその人にたらたらマーク・ラファロの話をしながらスタバに向かいました。
ちなみにこの人は『はじまりの歌』も『スポットライト』も観ていた。最高か。
で、今朝こんなことがあって~、と話ながらレジに並んで、

「と、いうわけで貴方の分もお支払いします」

と、楽しく人の分まで先払いしました。
いやはや、今思い出してもめっちゃ楽しかった。
相手は大変驚いていたけれど、今の話だとすぐに理解してくれて、「次に誰かに繋げるね」と言ってもらえました。
ちなみに私は普段一人だとスタバに行かないので、限定のピスタチオツリーを味わえてそれもまた幸せでした。ピスタチオ好きなのですが大変美味しかったです。

そして、帰りにtokyopenさんのギフトカードの残金を確認して、家族に「ドーナツ食べたい?」と聞いて買って帰りました。ありがとうございました。
家族にもこの話をしたところ、母が「あれいい映画よね~」と連発していました。

 

ここまでだったらスタバとgiftteの宣伝記事みたいな感じですが、私は別に両者ともお金はもらっていないのでもう少し好き勝手に書きます。
宣伝だったらもうちょっとgifteeの使い方とかちゃんと書くので仕事をください(急だね)


正直な話、いきなり見知らぬ誰かにスタバで奢られるのも奢るのもちょっと躊躇するけれど、知り合いや友人、家族、恋人、職場の人、大事な人相手ならそんなに怖くはないんじゃないかなあと思います。

そしてたまたまラファロはスタバのギフトカードで始めたけれど、penさんのようにアイディアを思いついてミスドのギフトカードでもいいし、というか、なんならお金を払わなくたっていいと思うのです。

それは例えばスーパーのレジで順番譲ったり、電車で重そうな荷物網棚に乗せたりおろしたりするの手伝うとか、そんなことでもいいと思います。なんだったらペイ・フォワードでは受けたらすぐに次の人へ、と言ってた気がするのですが、自分が元気で余裕のある時に、ちょっと何かが出来ればいいね、と私は思います。
Twitterで#PayIfForward と検索したら、日本でとやってる方々がちらほら見かけてにこにこしました。
せっかくだからじゃんじゃん使っていけばいいと思います。経済も回るしね。
誰かにもらったものを、その相手に返してあげたいと思うのは割と思いそうなことだけど、見知らぬ誰かに渡すのは、意識しないと意外とできなかったりします。
なので、皆自分に余裕がある時には、マーク・ラファロになろう!別に100ドルなくてもいいんだ!

昔『ペイ・フォワード』観た時にいいなあと思った記憶はあって、それを今回彼に思い起こさせてもらいました。
ラファロみたいな優しくて思いやりのある人に憧れるので、少しでも近づけたらいいな、というお話でした。

 

最後に、私からのpay it forwardです。
ここでNetflixやHuluの1ヶ月分鑑賞チケットや感激三昧のギフトを貼っていればもうちょっと映画・舞台クラスタっぽいんですが…

giftee.co

 

なんかコンビニでちょっと、と思ったのですが、今甘い物食べないしコーヒーも普段飲まないし、というわがままボディなのであまり金額も制限もないものにしました。
AMAZONとかLINE STORE、あとgifteeでまた使えるので、自分のために何かを買うもよし、誰かにスタンプとか送ってあげても良しです。好きに使ってください。
あと私は報告されるとめちゃくちゃ喜ぶので、使ったよ、だけとかでも嬉しいです。
正直コレで正解だったのかちょっと分かんないぞ!?笑
使用感教えてください!面倒だったら今度は違うものにします!
自分は使う必要はないけど、誰かに届けばいいなと拡散してくれるのも嬉しいです。
後、他にもインターネット上ではこういうサービスがあるなどご存知の方、教えてくださると大変嬉しいです。
Twitterで直接話しかけてくださっても構いません。

 

それでは、皆様もよいお年を!
(できたら今年のベストを更新したいですが…)

 

と、ラファロに報告したらいいねしてくれました。
こうやって人のことちゃんと見てくれているの、すごい。尊敬する。

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嬉しくて思わずスクショしてしまった。ありがとうラファロ。

 

とりあえず、ここまで読んだけどマーク・ラファロを知らないなという貴方は何か一作観てほしい。 

 

 

 

 

*1:ケヴィン・スペイシーが出ていますので徹底的に避けたい方は注意

*2:俳優。ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』の膝を打つ方の主演として有名

*3:俳優。主演から脇役からなんでもこなせる、画面に写っていると安心する超実力派俳優。MCUシリーズのハルク/ブルース・バナー役が有名。ネタバレをしがち

*4:俳優、歌手、ダンサー。ディズニー・チャンネルのドラマで人気を博し、『スパイダーマン:ホームカミング』ではヒロインのMJ役を演じる。『グレイテスト・ショーマン』にも出ている注目株。アイスが好き過ぎて鍵をつけて冷凍庫に保管している

*5:俳優。現在最年少のスパイダーマンを演じている。ネタバレをしがち