熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

デイヴィッド・ボウイ、あるいはアオキテツ #afocの話をしよう (第十一夜『11』『Lucky Lucky』)

このアドベント、昨日くらいまで毎日「何の曲の話をしよう……」と毎晩頭を悩ませていたのだが、11日は最初から決まっていた。だってこのタイトルの曲、今日紹介せずにいつ紹介するんだよ。
というわけで本日はこちら。

11

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a flood of circleの曲はほとんどボーカルの佐々木亮介が作詞・作曲ともに手掛けているのだが、この曲は珍しくギターのアオキテツが作詞・作曲共に手掛けている。タイトルは「イレブン」と読むそうだ。
メンバーがそれぞれ作詞・作曲した曲で作ったe.p.が1枚あり、それ以外殆どは佐々木が制作のメインを務めている。テツに至っては、作詞作曲にクレジットされているのはこれが2曲目だ。1曲目は佐々木と2人で作っていたのだが、これは完全に一人で作ったようなので、本当に「テツ曲」なのである。
実はこの曲、最初に発表された時のタイトルが「David Bowie」だったので、期待値がもの凄いことになっていた。佐々木の歌うボウイって何……!?とめちゃくちゃになっていたのら、発売した頃に明かされていい意味で裏切られたのだった。テツアンタだったのこのタイトルは!
結局ボウイは曲というより歌詞にいたのだが、当初のタイトル一覧が発表された直後に変更となり、気づけば11になっていた。
そして昔のCDのCMみたいに、アルバム発売の直前に全曲trailerをアップしてくれて、まずその時に一度度肝を抜かれている。


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佐々木だけじゃなく、テツも歌ってる!
めちゃくちゃ掛け合いあるし一緒に歌ってる!

他のメンバーがボーカルを務めることは極めて少なく、稀である。ライブの時だけHISAYOが2番のAメロを歌うこともある『Rex Girl』と、後述する『Lucky Lucky』くらいだ(他にあったら教えてください。覚えてないだけな気がしてきた)
最高のRex Girlも聴いてほしい。ライブでかかると最高。紹介枠に入らなかった……。


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『11』に話を戻す。テツがクリエイティブに関わると歌いもする……!と、レアな曲に既に喜んでいたのだが、実際に聴いてみたら、予想よりテツの歌唱パートが多くて大歓喜。気だるい雰囲気で、ちょっと突き放すように歌うテツの声が好きで、コーラスよりもボーカルの方が好みなので、アルバムの最後にすごい贈り物をもらった気分になった。


タイトルの紆余曲折については、佐々木がいろいろ教えてくれた。最終的にこのタイトルになったのは、アルバムの11曲目だったからでは、と推測されていた。
そう、この曲について、佐々木が語っているコラムがある。

www.uta-net.com

タイトルからすごくない?
正直私より何百倍も解釈深めたコラムを書いてくれているので、ぜひ読んでみてほしい。凄いオタクのブログみたいでそうじゃない、彼の言葉が好きなので。

今日はここでおしまい!としたいところだが、流石にそれは投げっぱなしな気がするので、もう一曲テツが作詞・作曲に関わっている曲も紹介したい。

Lucky Lucky


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先述したメンバーがそれぞれ作詞作曲した曲が収録されているe.p.『HEART』のメイン曲。MVまで作っているのだが、珍しくストーリー仕立てで愉快な気持ちになる。テツが正式加入してから割とすぐに作ったe.p.だ。
ちょっとアホなレベルの軽やかな歌詞、サビの「Lucky Lucky 生きてる Lucky」がいい意味で脱力させてくれる。
2番のAメロはテツがソロで歌い、サビは一緒に歌っていて、こんなこと今までなかったのでその時も度肝を抜かれてひっくり返っていた。佐々木以外が歌うことがあるというのが当時結構衝撃で、しかしそれが物凄く嬉しかった。a flood of circleとしての表現の幅が広がったのだと思ったから。ギターが増えたということは、その分ボーカル&ギターでやっていた佐々木の負担が多少減るというのもあるし、ギター2本でもっと複雑な構成の音作りが出来る。それだけで十分だと思っていたのに、それ以上のものをテツはもたらしてくれたのだ。長年やってきていろいろあったバンドにもきっとあったであろう「Lucky」がしみるし、やったろ、という気持ちになる。なんだかクセになるし、まあなんとか生きてってやりましょ、という気持ちになる。私もアンタも生きてりゃラッキーラッキーですわ。

 

この記事は一人でやってる #afocの話をしよう アドベントカレンダーの11日目の記事である。

adventar.org

珍しく一人でこんなに記事を更新しているの、もうないかもしれないから見逃さないでほしい。