熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

2024年の目標はハードル低め、フラッドと共に

大抵毎年いっしょ

過去のブログを振り返ってみたのだが、1月は毎年25日〜31日くらいの間に駆け込みでブログを書いていて、全然成長が見られない〜!と大笑いしてしまった。 

やるだけまだマシだとしようじゃありませんか。

 

ブログ毎月書く

ちょっとハードルを下げてみた。前は2-5本とか言ってたけど毎月駆け込んで終わるのが目に見えているので。それでも何で続けてるかって、私が読みたいから書くしかない。友だちくらいしか読んでないのではと思うのだが、そうでない人も読んでくれたらとっても嬉しい。

しかし、人によっては自分の創作物やら書いたものやらをまったく読み返さない人もいるが、私は逆である。過去に考えていたこととものすごく変わっていたり、一方で全然変わらないこともあって、そうか私とはこういう奴だったな、と思い出せる。自分が書いたものめちゃくちゃ好き。だって自分だから全部言ってること分かるのよ。

 

やめてもまた再開すればいいよ

実は今年に入ってから筋トレって数えるくらいしかやっていないのだが、なぜか食欲が落ちて体重が1キロ減った。マジで食べ過ぎだったなということがよく分かった2週間くらいである。意外と続けなきゃって思って辛くなってること、もっと罪悪感なしに休めばいいのでは……?という悟りをやっと得た気がする。「休もう」と「あーあやれなかった……」の間には天と地ほどの差があるので、すぐ前者に切り替えていきたい。欲張りすぎない。基本が欲張りだからね。また今度にしよ。

 

Stationheadに手を出す

やっと今年初めてな話題が出来た。

Podcastというかラジオというか…みたいなアプリなんだけど、なんと権利を侵害せずに音楽が流せちゃうという最高の代物である。SpotifyApple Musicの有料会員ならOKらしい。アイドルが好きな人が再生回数をアップするのに使ってる印象なのだけれど、私はこいつで好きな音楽をかけまくりたい。小学生の時放送委員だったのだけど、そこまで好き勝手に喋る自由は流石になかったので、今その気持ちを思い出したい。

今年は何よりa flood of circleの年だなと思ってるので、話を出来る場を広げたいんだよね。他にも好きな音楽の話したい。映画のサントラかけながらその映画の話するとかもやってみたい。

しかしとりあえずこちらのラジオ、2/4(日)までなので聞いてみてもらえないだろうか?

radiko.jp

私が今一番好きな男、a flood of circleのボーカル佐々木亮介が喋ったり歌ったりするたった1時間。弾き語りあり、新曲あり、金属バットのコメントあり、サラリーマンのゲストあり。ちなみに放送作家はJO1のオールナイトニッポンXを手掛けてるオオタケさんだよ。

 

ハングル読めるようになる

韓国語(朝鮮語)を学ぶじゃないのかよ!という感じだけど、目標はなるべく低く見積もって……以前NHKのハングルナビッ!で学ぼうとしてたけど1ヶ月で見事に挫折した。今日プの知識をインストールした今なら河野純喜*1と1年間学べたのによぉ……!結局重なる音もあやふや、어と오の違いってなんだっけ、レベルから進んでないので、ちょっとどうにかしたい!

去年のぽっぽアドベントで、なんと3人も韓国語学習をしている人がいたので、私も何か流石に記号を言葉として読みたいよ!と影響を受けた。英語のことも忘れてないよ。

実は既にDuolingoを1週間やって2週間サボってるので、かなり怪しいといえば怪しいけど、12月にどこまで辿り着いたかをお知らせできればいいな。

 

もっとa flood of circleの話をする

実はブログでちょいちょい話題にしてはいるのだけれど、ちゃんと書いたことがなかったな……と思っていたので。もったいない!
フラッドことa flood of circleは日本の男女混合4人組のバンドで、もう10年以上好きでい続けている。本当はぽっぽアドベントで書こうかなと思ったけど力尽きた。とりあえずなんでそんな好きなのとか、ライブセトリ予想リストとかの話を!書く!フラッドからつながった友だちっていないので、友だちにフラッドにハマってもらおうという考え……いや、たまたま気になった人がハマってくれたらめちゃくちゃ嬉しいのだけど!

とりあえず3月に新曲「キャンドルソング」が出るので、これをめちゃくちゃおすすめしたい。アジアン・カンフー・ジェネレーションのボーカル、後藤正文と一緒に作った曲なので……先程紹介したラジオではオンエアされているから再生すると聞けるよ!もう一度貼っとくね。曲だけ聞きたい人は47:46辺りから再生するといきなりキャンドルソングが聞ける。

radiko.jp

 

ちなみに、今年まだ1ヶ月だが、既にフラッドのライブには既に2本行ってる。今年はフラッドの年!と決めちゃったので、多分10本以上行く気がす

現在行われているフラッドのライブツアー「A FLOOD OF CIRCUS2024」のポスター


る。

本日の一曲

フラッド強化年間、ということでこちら。たまたま今日シャッフルで1発目に流れてきたってだけなんだけど。


www.youtube.com

フラッドの曲、大体配信サイトでもYouTubeでも聞けるのがいい。
すごく昔の、インディーズ時代の曲なんだけど大好き。

 

 

 

*1:JO1のメンバー。2020年のハングルナビッ!の担当だった

2023年を振り返ろうとしたうわ言

今年はニューヨークに行ってめまいがするような素晴らしい体験をして、もうこれ以上のことはないなと1月の時には思っていたけど、楽しいことは探したり会いに行けばもっと出会えることが出来るのだ、と当たり前のことを思い知らされた1年でもあった。しかし不調が来た時の落ち込み方も尋常じゃなくなっており、どうしたもんかとまさに今病床で横たわったまま考えている。スマートフォンを介したことしかやっていないここ数日間である。8月の終わりにコロナになったのが辛かった。色々しんどいことが重なってストレスが最高潮になった瞬間、叩き潰すように身体の不調がやってくるのでそりゃあどん底にもなり呪詛を吐いてばかりの病床にもなる、という感じであったが。これ多分ことあるごとに言うだろうが『ハント』のプレミアを逃したのが痛すぎた。
今もつまんなすぎてどうしたらいいのかわからないが、命の危険に脅かされているわけでもないだけでも有難がらねばならぬとも、デモに参加するどころか主催している友人をTwitter越しに見て思う。一刻も早く虐殺が終わってほしい。世界中から。二度と、どこでも、起こらないでほしい。

 

映画も舞台もそんなに本数観てない。多分。
今年見て一番だった舞台は『Merrily We Roll Along』だった。映画は『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』かな。
ライブの方が沢山観た。どれも幸福だったけど、一際なんだか凄まじいものにいた、と思ったのは、春ねむりのツアー『春火燎原』ファイナルと、フラッドのツアー『花降る空に不滅の歌を』ファイナル。なんと、春ねむりの方は今のところ恒久的に、フラッドの方はなんと1月2日から7日まで、限定でライブの様子を観られるらしいので、よかったら観たり聞いたりしてほしい。BGMとしてでもいいからさ。しかしうるさくてBGMになんか出来ないのがフラッドの音楽だけれど……そこが好きだよ。

 

本を読めてない読めてない、と最早毎年言うのだが、実は読んではいる。ただ仕事のための本で、自分のために読んでる読書は本当に少なくなってるので、なんかもうちょい増やしたいところ。1月に買ったヴァージニア・ウルフを積みっぱなしにしている。

 

友だちには話していたけれど、1月に祖父が転倒しそのまま入院、小康と意識不明を繰り返しながら5月に亡くなった。ゆっくり最後のあいさつをさせてくれたので、亡くなった頃にはなんだかもう晴れやかですらあった。彼なりのいい人生だったのではと思う。享年90になると思ってたら3月に誕生日を迎えられて良かったね。見舞いに行った時、私含めた孫の数が多くて病院側が若干引いており、(その時人数制限はなかったのだが)「あと何人いるんですか?すごい、多い!」と言われたのが印象深い。
私がミーハーなのはこの祖父の影響だと思っている。80代で若い男性演歌歌手グループのおっかけのようなことをしていた祖父……オタクの魂100までを体現したような人だった。もう少し彼の穏やかさも受け継ぎたかった。
祖母も今年大腿骨骨折したけど今復活して家で普通に歩いてるので戦前生まれって凄いね。後期高齢者より弱っている私よ……

 

そんな虚脱に近い状態なので、具合が悪い友だちと慰め合いながら年を越しそうになっている。食欲はあるのでこいつを飼い馴らすのが難しい。本当はNTL10年分のまとめとかぽっぽアドベントのまとめ記事出そうとしたけど無理だな。気になってる人からの連絡は来ない。テレビはおろか、映画やドラマを観る気にもならず。

 

そんなこんなですが良いお年を。私は喪中です。

来年はどんな良いことあるかな。

 

こないだ友人がくれたお土産のみたらし小餅。美味しすぎて止められない……

 

ロズギルの上演と上映をどちらも楽しんだ話( #NTLiveアドベント )

この記事は「ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)10周年企画アドベント」の16日目です。

adventar.org

 

はとと申します。普段は映画を観ていることが多く、舞台もちょいちょい観ています。最近は男女混合ヒップホップアイドルユニットの話もしています。
NTLは初年度2014年から観続けています。今年は久々に全演目観れました。やったー!

何書こっかなと思ってたらあっという間に当日になってしまった。
この10年、1本もNTLを観ていないという年はなかった。なんとかくらいついていったり、見逃したりしていた。
思い出はいっぱいあるので振り返りつつ、ずっと胸に秘めていた野望と、それが叶った話をしたい。


このことを最初に考えたのは、本当に最初の頃だった。
思い返せば2014年1月、NTLが日本に上陸するというとても嬉しいニュースが流れてきた。
シリーズの一発目は『フランケンシュタイン』だった。ベネディクト・カンバーバッチジョニー・リー・ミラーのダブル主演。
当時、私の周りではベネディクト・カンバーバッチのファンがたくさんいて、既に上演が終了していたベネさんの舞台作品が、まさか日本で見れるなんて!と喜んでいるのを見ていたのを覚えている。もちろん私もその一人だった。
それと同時に脳裏によぎっていたのは、この催し、いつまで続くんだろう?ということだった。

 

これひょっとして、続けていれば私の最推し、つまりダニエル・ラドクリフが舞台に出演した時にも映像化してくれるんじゃないか?

 

初年度のシリーズは、ベネさんの次にはトム・ヒドルストン主演のシェイクスピア劇『コリオレイナス』だった。話題になりそうな人選で、うまいと思った記憶がある。
その後も有名俳優や素晴らしい演出家、有名な古典劇などが連なっていた。
知らない作品も多々あったが、わざわざイギリスから日本に持ってくるのだから、面白いものが見れるだろうと思って、とりあえず全部通ってみようと思った。
シェイクスピアなんてほとんど見たことが無かったのだけど、NTLのお陰でだいぶ触れることができた。本当にありがとう。
好きな俳優が出ている作品はもちろん観ていたのだが、それ以上の楽しみ方もできるようになってきた。
観ている内に、海外舞台が好きな人たちをTwitterでフォローするようになり、この人たちが話題にしている作品が日本で見れる!というのも楽しみの一つになっていた。

 

そして時は流れて2017年。1人で渡英して、時間の許す限り演劇を観る旅をした。その時に一番の目的だったのが、ダニエル・ラドクリフとジョシュ・マグワイアが主演の『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(以下ロズギル)だった。
この話は人の本に寄稿したり以前別のブログでも書いたので省略しようかと思ったけど、何度話したっていいよね。


ロズギルはシェイクスピアの『ハムレット』に登場する端役の登場人物、ローゼンクランツとギルデンスターンの2人が主人公だったら?という二次創作みたいな話で、トム・ストッパード*1という作家の書いた戯曲である。
わざわざ海外に行って舞台を見るくせに、英語があまり得意ではない。なのでもちろん予習をした。
ハムレット自体の内容は、NTLはもちろん、日本でも何パターンか観るなど予習済み。
その上で、当時は絶版になっているロズギルの戯曲本を図書館を借りて読んだ。
しかし、これがいかんせん難しい。面白い場面もあるのだが、2人が延々と答えの出ない問いに問答をしていたり、謎めいている部分が多い。

これ大丈夫か……?と思いながら、ロンドンでは2回観た。
2階席の一番前という、全景を全て見渡せる素晴らしい眺めの席と、一般会員が取れる一番前、前から3列目という2パターンで見たけど、どっちもすごく楽しい観劇体験だった。
ただし、やっぱり難しかった。この場面でどういうことをしているというのはなんとなく理解はしているが、台詞としてこうしゃべっている、という置き換えの対訳など全く持って不可能。雰囲気で見ていた。
その上初めて生で見るダニエル・ラドクリフだ。正直興奮でどうにかしているようなものだった。
ものすごく楽しかったし最高の思い出だが、理解度としては十分では無かった。

 

そう思って帰ってきた年の暮れ、2018年のNTLの演目のラインナップが発表された。

 

2/2〜『エンジェルス・イン・アメリカ第1部』
3/16〜『エンジェルス・イン・アメリカ第2部』
5/25〜『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
7/6〜『アマデウス
9/28〜『イェルマ』
10/19〜『フォーリーズ』
11/23〜『ヤング・マルクス
11/30〜『ジュリアス・シーザー

 

叫んだ。

 

「ロズギル入ってる!!!!!!」

 

しかも、渡英した時にはギリギリ期間が被らなくて涙を飲んだ『エンジェルス・イン・アメリカ』もやる!!!
この年、観たいものだらけで本当にガッツポーズだった。実際、2018年のNTLは全演目皆勤賞だった。
また見れる。嬉しい。こんなに嬉しいこと、現地で見たものをまた日本でも観れるんだなと思った人はいないかもしれない。いや、もしかしたら思っているよりいっぱいいるのかもしれない。
とにかく嬉しくて嬉しくて、友達を誘って行こう!と叫び続けた結果、オフ会まで企画した。
しかも、TOHOシネマズ日本橋では、月曜から1日に2回も上映してくれたのだ。2回かかることってあまりなくなっていたので、久々にいいニュースにも喜んだ。

無事に上映が始まった時、まず何よりOld Vic劇場が映った瞬間、胸がいっぱいになって泣いてしまった。私ここ行ったんだ、と思い出に触れられるようだった。
映像はもちろん素晴らしく、舞台で観るのとはまた全然違った角度で見られるのが良かった。アップになる表情もしっかり見れる。NTLのカメラワークが好きなので、こう見せてくれるんだと思っていた。

 

何より、日本語字幕付きで観られる幸せよ!
実は初期の頃のNTLで字幕を作っていたのが本国の人で、ミスや誤字脱字が多くてかなり厳しいものがあったが、2018年はだいぶ安定していた。
土曜日に日本橋に集まって、皆でロズギルを観て、しかもその後すぐにおしゃべりできたのがとても楽しかった。
実は、ロンドンでも初回は友達と観ていたのだが、その時の友達がもう一度来てくれたのが嬉しかった。
続けて見ていると、こんな思いも出来るのだな。見続けていて良かったな、初年度で終わりにならなくて本当に良かった。私の野望が叶った瞬間まで、約4年。長いようで、10年やっていれば短い内に叶ったもんだと思う。
ちなみに、本国で観た後、NTLで上映される間に、日本でもロズギルの公演があった。こっちもなんとか観られたので、見比べることが出来た。

左からロンドン版、NTLジャパン版、日本公演版のロズギルのパンフレット

3パターンもロズギルのパンフを持っている。本国版よりNTLの方が分かりやすい

 

それ以降も、同じくロンドンで観た『シラノ・ド・ベルジュラック』で同じ思いをしている。
やっぱり予習は出来たものの激ムズ&早口ラップだったので、こちらも同じく大変楽しんだ。
NTLにも色々な楽しみ方があるが、その内の一つは……

イギリスに行って見てきた舞台の復習ができる。最高。

これからも末長く続いてほしい。

 

そして続いていれば、舞台で活躍する推しがあなたにもいたら、いつか日本でも映像化されて観れるかもね。
だから私はこれからも見続ける。
いつかあなたの番が来るかもしれないから。

 

次回の担当は、このNTLiveアドベントの主催であるLilyさんです。

今回開催してくれて本当にありがとう。周囲でアドベントブログ企画をやっている人がなかなかいなかったので嬉しい限りです。

橋からの眺めも、善き人も観たので、分かる、分かるぞ〜…!楽しみ!

*1:NTLでは『レオポルトシュタット』も彼の手がけた作品だが、作風が全く異なる。

lyrical schoolと見た新しい世界

この記事は、ぽっぽアドベント1日目の記事です。

adventar.org

 

 

朝の会

「今年はやらないんですか?」
ここ数年、冬が近づくと尋ねられる言葉だ。
年によって私の反応はまちまちであった。「やります!」「まだ考え中」「今年はちょっと……」もちろん、今日から始まるぽっぽアドベントの話だ。自分の中でも、すっかり12月の風物詩となりつつある。
なんでこんなことをやっているのかと言えば、人が何かにハマってとんでもない熱量を発しながら突き進んでいくのが好きだからだ。私も同類だとは思うが、どちらかと言えば広く浅くな守備範囲、一気に深淵に飛び込んでいく姿も、長年の応援の果てに見える景色も、自分でやるよりも周囲の人達の方がよっぽどすごい。
そういうものをいっぺんに読めたら楽しいな、という下心でスタートした。実際に蓋を開けてみれば、単純に「推しと私」という話にはとどまらない、縦横無尽に自由なことを書いてもらっていて、楽しい驚きを年末は毎日のようにもらっていた。
しかし、そういうブログや記事は、別にここだけで読めるものではない。書き手は溢れている。巡り合えるのはいつだって突然で、そしてめちゃくちゃに心を揺さぶられてどうにかなってしまう。
昨年の夏、このブログを読んだ時もそうだった。

sauce3.hatenablog.com


1時間目

元はみなみちゃん*1に「これ面白かったよ」とシェアしてもらったものだ。
すべてが素晴らしい名文なので出来れば読んでほしいのだけど、かいつまんで話すと、足掛け10年以上応援していたアイドルグループの子が卒業してしまうので、最後にその子達とバス旅行のイベントに参加するという話だ。
すごかった。この人がどうしてその子のことが好きなのかも、その子がどんなに素敵なのかも、適度に距離を取りつつもずっと応援している様が描かれていた。
一緒に紹介されているMVを見たら、それもすごくて、曲も良かった。
ラップしてる!こんな人たちがいるのか!と驚きながらそのMVを何度も見た。
Twitterで騒いでいたら、このMVで度肝抜かれた、とお友達がつぶやいていたのを見て、この人たち、知ってる!となった。
 昔RTで流れてきて、見たら感動したMVだった。まだTwitterのアイコンが丸ではなく四角だった頃の話である。なぜかはりつけられなかったので各自「RUN and RUN」で検索してください。
君らだったのか……!と今更驚く。でもその時はMVに感動したとこで終わっちゃったんだよな*2

しかし、このグループは終わりを迎えようとしていた。卒業するのはその子だけではなく、グループの5人中、なんと4人がラストライブをもってお別れしてしまうという状況だったのだ。
とりあえず、ラストライブの配信を買った。

 

それがlyrical schoolーーヒップホップアイドルユニット、通称リリスクだった。


2時間目

ここから私は加速度的にリリスクにハマって……というわけではなかった。
ラストライブの前にYouTubeにアップされていた何曲かと、コロナ禍でのオンラインフリーライブの映像だけを見たり聴いたりして予習したくらいで、ラストライブの配信も、アーカイブになってから見た。先述のブログに書かれていたメンバーのhimeちゃんが、歌いながらお客さんを励ましたり慰めていたのが印象的だった。
真夏の日比谷野音でのライブはとても良かったのだが、これで一度区切りがつくというグループに、今からのめり込んでもな……というのが正直な感想だった。気に入った曲のMVを何曲か見たが、凝った作りでいいな、と思う一方で、でももうこの人たちはいないんだよなあ……という事実から、そこまで深く見ていなかった。


でも、音楽自体はかなり好きだな、と気に入った曲はいくつか繰り返し聴いていた。ラップでなければ聞かずにそのままだったと思う。
軽快なラップで日常の小さなことから宇宙の景色まで歌い上げるのが良かった。ビーフ*3が見当たらなかったのも心地よかった。
歌詞に映画ネタが多かったのも、親近感が湧いた。
「ニュークスみたいにいつか言える? What a lovely day!」という歌詞が出てくるグループ、気になるに決まっている。おそらく、楽曲を作っている人たちと近いフィールドにいるのをひしひしと感じていた。

その内、唯一残ったメンバーのminanちゃんがソロ曲を出して、グループとは違う雰囲気で良いな、と思った。聴いていて、一番好きな声の子が残ったなとなんとなく気にかけてはいたが、特に新しい情報を追うこともなく、頭の片隅に置いているだけだった。

 

3時間目

転機が来たのは今年に入ってからだ。
年明けに、minanちゃんのインタビューがあった。そこで、一気に興味を惹かれる情報があった。
新体制のリリスクはどのようなグループになりそうですか?という質問に、「もちろん新たなメンバーが入るし男の子も加わるので」という記述があったのである。

www.excite.co.jp

 

え、そんなことがあるんだ!と驚いた。
前体制のリリスクは女性5人組、そして歴史を遡ればメンバーが何度か入れ替わっているものの、今までずっと女性アイドルグループだった。
調べると、今回のオーディションのメンバー募集要項に、性別の指定はなかったらしい。(以前オーディションをやっていたのか、あまりよく知らない……)
こういったアイドルの募集は色々条件があるらしいのだが、リリスクはかなり縛りが緩かったようなのだ。性別・経験不問って、人によってはかなりチャンスだったのだろう。
インタビューでは、2月にお披露目ライブをやります、ということだった。たった1人が残ったところから、どういう立て直しをするのだろうか?と、全貌が全く想像できないリスタートに、それは楽しそうだね、と心に留めておいた。
そこからひと月経って、記憶が薄れていた頃に、お披露目ライブが行われて、新体制は8人、しかもその内3人が男性になった、ということを知った。この曲をこんな風にやるなんて!みたいな感想をいくつか見かけたが、曲名を見てもうまく脳内再生もされず、実際に聴いてみた方が早そうだなと思った。


新体制になってからの新曲とMVが発表されたので、見て、おお、格好いいじゃん!と思った。ただ、顔と名前は全然一致しなかった。髪型がボブの子が2人もいる……2文字で子音が全部aの子も2人いる……女の子を見比べるの難しい……というのが正直な所だった。その上、MVでは衣装や髪型が何パターンかあり、誰がどれなのか全然分からなかった。
ただ、やっぱり曲はめちゃくちゃ良かった。のびやかなイントロ、昔からのファンの胸を締め付けるような歌詞、それでいて初めてこの曲に触れた人にも疎外感を与えない、新たな決意を感じさせる、しかしどこまでも爽やかな曲だった。


調べてみると、次の週に新宿のマルイメンの屋上で無料でライブを行なうらしい。無料って、しかも屋上って何事?と思った。ライブ名が「Orientation」なのが、グループ名にかけてて興味を惹かれた。ちょうどその日、たまたま最愛のバンドが新宿でサイン会をするので、都内に出る予定だった。ちょうど近くまで行くし、無料で見れるなら行ってみるか、とのんきにサイン会でほくほくしながら新宿のマルイメンの屋上に行った。

 

2月中旬のふきすさぶ風の中、初めてリリスクのライブを生で見た。
一曲目、「Tokyo Burning」という曲に度肝を抜かれた。
「この曲こんなアレンジするんだ!!!!!!!」
お披露目ライブの時に見かけた感想が、そのまま自分の中に現れた。それまでに聴いていた数少ない一曲だった。この曲を作ったのは元RIP SLYMEの一番好きなメンバーだったPESで、ちょっと色っぽい雰囲気のあるメロウなナンバーである。これまで女性5人のボーカルで聴いていたのだが、これを男性3人+minan、という4人ボーカルで披露したのだった。
元々素敵な曲だったのが、一気に大好きになってしまった。はちゃめちゃセクシーな曲になっている。歌う人によってこんなに変わるのか、という衝撃を受けた。めちゃくちゃに衝撃を受けたまま、そのまま今度は女性メンバーが入ってきて8人で歌っていた、ような気がする。その後の記憶が曖昧で、しかし、すごく格好良かったことは覚えている。可愛さあふれるメンバーもいたが、格好いいラップを見せてくれるメンバーだらけで、すっかりやられてしまった。この曲知ってる!とハッと気づいたりして、気づけばめちゃくちゃ楽しんでいた。全員の声が好きだな、と思いながら聴いていた。彼らの体制になってからの新曲は、最後にかかった。やっぱり素敵だった。
メンバーによっては緊張で声が震えている子もいたし、まだ人前でパフォーマンスをすることに慣れていないんだろうな、と思うような感じの出来ではあったが、シチュエーションが勝っていた気がする。屋上で聴いたのが、リリカルスクールという学校生活の幻のようで、開放的な場所でみんなの声が響くのが、気持ちよかった。これはもっと聴いてみたい、と思った。その場で物珍しさもあり、記念と思って特典会にも参加してみた。全員と一言ずつ喋れるあいさつ会で話し、チェキを撮った。ハリウッドスターとはツーショットを撮ったことがコンベンションでもレッドカーペットでもあるのに、チェキを撮るのは生まれて初めてだった。実績解除されたな、なんて思っていた。この後何度も通うことになるとは夢にも思っていなかった。

 

4時間目

ここから気づけば、積極的に過去の曲のMVを見たりアルバムを聴いたりしていた。調べたら、初期の頃はtofubeatsが楽曲提供していたり、BOSEchelmicoのRachelなど、あげたらキリがないほど有名な人たちに楽曲提供してもらっていた。まあそりゃあ好きだよ。
しかし、今のメンバーでネットにアップされているのは一曲のみ。CDはない。彼らの歌が聴きたければ、ライブに行くしかない。
幸いなことに、連続でライブをやってくれていたので、結構足繁く通った。おかげでゆっきゅんというDIVAにも巡り会えた。
リリスクのライブは、私が普段行っているバンドのライブのように、割と自由な楽しみ方が出来るのがハマった大きな要因だったと思う。ライブハウスで自由に踊っていたい。
今のリリスクは、決まった振り付けで踊ることが多くない。左右に大きく傾く動きや、手の振りなどはいくつかの曲にあるが、そこまで難しくない。一番難しくて、曲に合わせて手で「L」「O」「V」「E」と作るものがあるが、なんとなくノリでやっている。他には、「カンパイ」という歌詞に合わせてジョッキを握るようにして突き上げる、とか、「The Light」という曲ではステージに向けてスマホのライトで照らす、とかそんな程度である。
何度か通っていく内にいくつかできるようになったし、メンバーの視界に入るだろう場所ではやるけれど、途中でやらない日もある。今日は踊ってたいやと思って動いてても、だからといって周りのファンから怒られたり鬱陶しがられたりしないし、自分勝手に踊っている人は他にもいるので心強い。自由だな、と思える部分が魅力だ。だからといって一体感がないわけでもない。みんなで歌おう!みたいなのもあるし、大体が歌っているけれど、歌っていなかったからって何なのだ?みたいな気持ちでいてもまあいいよね、みたいな……いい意味でね。


事前に何か覚えていかないと楽しめないかも、みたいなことは、今年の2月から聴き始めた時から一度も思わなかった。ファンサはやると飛んでくることもあるし、全然来ないなということもあるけれど、そこは全部運だと思っているので気にならない。こういう精神はハリウッド俳優の皆さんに教えてもらったのでこういう心持ちで行ってる人の方が少なそうだが、まあとりあえず自分のスタイルとしっくり合った、というただそれだけだ。

 

何度も通っている内に、数ヶ月の間で彼らがどんどん上手になっていっていると感じた。酷い話だが、最初にライブに行った時、とても楽しかった一方で、このクオリティのままで続けられたら、その内通うのはやめるだろうなと思っていた。金を払って聴くならある程度のクオリティは欲しかった。でも、時折ボロが出ている回もあったけれど、彼らはどんどん上手くなっていった。元々残っているメンバー、minanちゃんが上手かったのが大きかったと思う。
7月、大きな会場でワンマンライブをやった時は、はじめとはまるで違う印象を持った。それまでも、絶え間なく新曲を続けて5曲披露しつつ、過去の曲もどんどん歌っていった。新曲が楽しいのはもちろん、過去の曲も、全然違うように聞こえる。特に「ユメミテル」という曲は、今のメンバーで聴けるのが大好きだ。

 

お陰で、気づいたら生まれて初めてのことが増えていった。人を遊びに誘うのは気軽にできるけど、ライブに誘うってあんまり出来ない。それでも、今年はリリスクのライブに誘って、来てもらったのが嬉しかった。まだ私ってやったことなかったことがこんなに多かったんだ!と驚いた。ジャンル変わればやることも変わる。
リリースイベントなどは無料なことが多く、30分のミニライブ+CDを購入することで参加できる特典会に何度か行った。でもワンマンライブとかでガッツリ楽曲聞く方が好きだな、と自分の好みが分かった。
イベント的な催しの方が好きで、新宿の屋上で水掛けライブに行ってびしょ濡れになったとか!浴衣でライブとか、なんなら元のメンバーがやってる八百屋で買い物したりとか、ピューロランドでオールナイトイベントで踊りまくったりとか、なんだかとにかく楽しいことが増えた。オールナイト、映画はあったけどクラブみたいなことでも体力が保つのかと新鮮だった。

他の予定とバッティングして行けないことも多々あるので、向こうからしたらたまに来る客くらいだけど、それくらいの付き合いでいいなとも思う。楽しい時間の共有は出来ていると信じている。

でも、まだ旅行は参加したことがないのだけど、いつか行ってみたいと思っている。沖縄、行ったことないんだよね。

 

5時間目

楽曲はもちろん好きなのは前提で、通っていく内にメンバーの魅力にもグイグイやられていった。全員が全員、タイプがバラバラなのに、全員が「いいやつ」なのだ。多分ここで、ちょっとな……と思う人がいたら、ここまで好きにはなっていないと思う。メンバーのreina(レイナ)が『差別は大抵悪意のない人がする』を読んだ、と言ってたのにも感動していた。こういうことを発信してくれるの、K-POPでは見たことあったけど、日本のアーティストや俳優で言ってくれる人、そんなに多くないから……(昔に比べたら増えてきたとは思うが!)
グループとは関係ないショッキングなニュースがあった時に優しい言葉をSNSに投稿してくれたmalik(マリク)とか、心情がMCなどで嫌ないじりみたいなのもないし、とにかくメンバー同士の風通しが良さそうで、自然体でやってる雰囲気なのが良かった。無理はしてほしくない!
あと、私的にはものすごく大きかったのが、全員飲んだ酒の話をしている=成人している、という部分。リリスクの新メンバーたちは、誕生日は公表しているが、年齢は公開していない。それでいいと思う。若いことが絶対で魅力という世界からは早く脱してほしい。特に女性アイドルは年齢に厳しい部分があるのを感じる。でも別に何歳からだってやって良くない!?そして何歳までも続けていいんだよ!エイジズム反対!
そういう一方で、minanちゃんが私と同世代で、活躍しているのがとても嬉しいとも思ってしまう。格好良い同年代がいてくれるの、それだけで心の支えになる。MAMAMOOのソラとLyrical Schoolのminanが私にとっては素敵な道標のような星なのだ。
何より、今のメンバーのことしかほとんど知らないというのも大きかった。私は前のメンバーと比べることが出来ない。それが幸いだった。昔から好きだった人ほど、色々な形を見ているとはいえ、今回の変化が一番大きかったと思う。しかし、私はここで出会えたからこそ、彼らのことが好きだと言える。
1人ずつ紹介させて欲しい。

sayo(サヨ)

 

高音が得意のいつもニコニコガール。コーラスとかハモリが綺麗。ファンサがすごい。推しです。

 

tmrw(トモロウ)


歌い上げが上手。HIP-HOP畑からやってきたと思ったら玉置浩二が好きだった。推しです。

 

hana(ハナ)

 

キュートな笑顔とクールなパフォーマンスのギャップがすごい。コラム連載中。推しです。

malik(マリク)


リリスクのDIVAでギャル。落ちサビの綺麗さとビブラートがすごい。MVの監督もしたよ。推しです。

mana(マナ)


パワーあふれるパフォーマンスが魅力のメンバー1の元気なギャル。ダンスも得意。推しです。

minan(ミナン)


10年リリスクを続けてくれたお姉さん。今はプレイングマネージャーとして活躍。歌声が最高。推しです。

ryuya(リュウヤ)


メンバー1の低音がセクシー。パフォーマンスが安定してる。クールに見えて熱い人。推しです。ダニエル・ラドクリフと誕生日が同じ。

reina


DJ。歌も歌うよ。キュートで決めセリフのようなフレーズ担当が多い。短歌を詠むハロプロオタク。推しです。

本当は個別の紹介をもっと書いていたのだが、あまりに長くなったので、別記事で紹介させて欲しい。間に合わなかったなんて気のせいです。
メンバー紹介ソングをいつかリリスクが作って歌えばいいのにな、と思っている。やってほしい〜!

 

6時間目

リリスクは都内で活動することが多いが、リリースイベントのために地方都市を回ることも多いので、待っていれば比較的大きな都市ならお目にかかることは出来ると思う。そしてアイドルフェスにも出るし、ラッパー主催のイベントにも出る。どこにも所属していないようで、色んなジャンルに顔を出せるのはリリスクの強みだなと思った。
明日12/2には「TODOROCK!! IDOL FESTIVAL」というアイドルフェスに出るし、明後日12/3はminan生誕ライブやるし、12/7にはreinaがソロでDJイベントに出るし、12/8にはminanとreinaでトークイベントやるし、12/24にはMaison Bと徳利と3マンクリスマスやるし、出演の仕方がとにかく多彩だ。何かにひっかかることがあるので、ぜひどこかのタイミングで生で見て欲しい。生で見るって、パワーが全然違うので……!
生ではなかなか難しいよ、という方には、MVはもちろん、撮影可能なイベントなどでファンが撮った映像などを見ると、今のメンバーの様子が分かると思う。各種配信サイトにももちろん楽曲はアップされているので、ぜひ触れてみてほしい。

気づけば、今年1番聴いているグループになったlyrical school。来年はどんな景色を見せてくれるだろうか。今から楽しみだ。

 

部活

好きな楽曲紹介したい。後から増えているかも知れない。

・NEW WORLD 


www.youtube.com

今のリリスクを体現してる曲。マルチバースが好きすぎやしないか?

 

・DRIVE ME CRAZY

 


www.youtube.com

現体制で一番好きな曲。MVはメンバーのmalikがキャラデザと監督を担当した。

 

・LAST SCENE


www.youtube.com

最初に聴いた曲。MVに夢中になった。こんなオタクとメンバーの愛の結晶の具現化あります!?歌詞も泣けてくる……

 

・OK!


www.youtube.com

とても好き。現体制verをどうぞ。お気に入りでずっと聴いてた。「意味なんてどうせあるOK!」というフレーズが最高。

 

・Tokyo Burning


www.youtube.com

PESが作ってるから最高。大好き。

 

・LAST DANCE


www.youtube.com

映画オタクのみんな!元ネタになってる映画が何作分かるかな?クイズで多分ひとしきり盛り上がれること間違いなしのMV。

 

・moonlight


www.youtube.com

現体制の一番新しい曲。実は最初ライブで聴いた時ピンと来なかったのだけれど、こないだ仕事で夜遅くに疲れて帰ってきた時、駅から家まで歩いてる時に流れてきたらめちゃくちゃ沁みた。シチュエーションって大事だなと思い知らされた。空気の冷え切った夜、月を探して聞くのおすすめ。

 

部活といえば、リリスク爪かわ部をmanaとmalikでやってたので、混ぜてもらってチェキを撮った。こういう風に、楽しいことをどんどんやってくれるのが好きだよ。これからもよろしくね。

チェキ写真。左からマリク、私、マナの3人が、爪が見えるように手を顔の前に出している

これがリリスク爪かわ部だ!

 

明日(というかもう今日なんだけど……)の記事の担当は、大好きポリス姉さんです。
最近気づいた新しい推しの話をしてくれるそう。楽しみ〜!

これから25日間、毎日楽しんでね!

*1:

*2:今聞いたらめっちゃいい曲だよRUN and RUN……

*3:相手をディスること

カムバックだぜ、#ぽっぽアドベント2023 !

ぽっぽアドベントが帰ってくるぞーーーーー!!!!!!

 

ぽっぽアドベントとはなんぞや、という方はこちらをどうぞ。

初年度に始めた時の説明ブログです。

ibara810.hatenablog.com

 


去年はお休みしたので、2年ぶり4回目です。割と長くやってるんじゃなかろうか。
今年のテーマは「NEW WORLD」です。まあお察しの通り、lyrical school*1の同名楽曲タイトルから拝借しております。去年やってなかった分、またこれまでとは全然違う世界のようになってしまったな、という気持ちなのと、まだ観ぬ世界の広さを知ったな……と思ったことと、これまで通りじゃいられない、いられないからこそ何を考えるんだろう?と思いながらキメました。もちろん、変わらない部分も多くはあると思いますが。
しかし相変わらず、このアドベントカレンダーの基本スタンスは「あなたの話を聞かせてください」です。

 

毎年参加してくれる方も、今年初めての方も、参加してくださってありがとうございます!本当に私がおねがーい!って言っただけでいいよー!と返してくれるありがたさをしみじみ感じております。
声かけたけど今年は書くことないなあという方もいらっしゃったんですが、まずは皆一旦考えてくれるのも嬉しい限りでした。毎年書けるってほんとすごいのよ。また気が向いたり何か書きたいことがあればいつでも参加してください。なかったらそれはそれでいいのです。そういう気軽なものでありたい…色々自分の中で制約決めちゃってる部分があるのでそこはせめて……

 

そして何より、読んでくれる人がいてこその遊びだと思っております。今これを読んでくれてる人はもちろん、カレンダー楽しみにしててくれた方々、本当にありがとうございます!
「楽しみにしてるよ〜」って一言がどんなに嬉しかったことか……!単純なので、「楽しみだよ〜」って言われると、「じゃあやるか〜!」となっちゃうのです。アレやってなくない?と思った人もいるでしょうが、実行できているかはまた別の話です。

 

そんな感じで今年の会場はこちらです。
すみませんが、今年も公募はしていません。触発されて書いたから読んでほしい!ということが毎年あるのですが、そういう方はお知らせしてくれたら読んだり紹介したりしていますので、お声掛けください。

adventar.org

このカレンダーのサイト、Twitterアカウントを持ってることが前提になってるんですが、今年は持ってない人も参加してるので私の登録がちょっと多くなっています。 あと、MastodonとBlueskyでも毎日紹介予定です。どうぞよろしくお願いします。

 

また今年は、NTL10周年を記念してLilyさんがナショナル・シアター・ライブアドベントカレンダーを企画されてました!嬉しくて私も参加してるよ!良かったらこちらもどうぞ!

adventar.org


やるよ〜って言ってると年末近づいてきた感じがしてきます。寒くなってまいりましたので、皆様どうぞあったかくしてくださいね。

夜の屋外でライトアップされたクリスマスツリー。下部は青いライトで照らされている

もうクリスマスツリーが飾られている季節になっていた

 

*1:男女混合8人組のヒップホップアイドルユニット

マチネ文フリ、ソワレねじまき鳥の一日の終わりの速報

朝美容院に行ってから文フリ初参加してきた。

詰め込み過ぎたせいで人のブースのヘルプも兼ねていたので遅れて行き(ヘルプ自体はもし来れたら〜くらいの感じだったのでとりあえずのサポートは出来た)、加えて最後までいれなかったのもあって、見逃しだらけで終わった。そんな中でも会いたかった人たちには会えたのでそれだけはラッキー。necomimiさん(id:necomimii )にも真魚さん(id:kakari01 )に初めまして言えて良かったー!

しかし、予習もし過ぎると収集つかなくなると思ってあまりしなかったものの、やっぱり思い返したりどんな本買ったのかなとか思って調べてしまうと見逃したものありすぎてちょっと今日一日戻してください!!!という気持ち。

しかし一方で予算目一杯だったわよあなた!!!!!これ以上使ったら終わりよ!!!!!という残酷な現実もあり……

いやでもこれは、行くと確かに自分も出たくなる。普段即売会は二次創作ジャンルばっかり参加してるけど、こっちも手出したくなるね。いい加減に旅行記なりなんなり書けばいいものを。次回のことちょっと考えたい!

 

文学フリマ東京38のカタログ

文フリのポスター写真を撮り逃していたため、カタログの写真でお茶を濁す

 

文フリ離脱した後は、池袋で舞台『ねじまき鳥クロニクル』鑑賞。 2021年に見ようかどうしようか滑り込みで行こうか……と思っていたらコロナ禍が訪れて観る機会を失っていた作品。友人が誘ってくれて無事行けた。

村上春樹は嫌いだけど演劇は最高に素晴らしくって楽しかったです!!!演者・奏者・ダンサー・舞台演出、他にも舞台を構成する要素が素晴らしくて。演劇ってこうだよなあ!をぶちかましてくれたけど、通常の演劇以上のことをされていたのをアフタートークイベントで知る。

誘ってくれた友達と久々に会えて嬉しかったし、しばーーーらくご無沙汰していたマレーシア料理のお店に行けてお腹いっぱいになり、あー楽しい!と、疲れた明日無理………の気持ちがすべてごちゃまぜになりながら電車に揺られている。以上本日の速報。




文フリで、はてブのブースに行ったら流石にブログ書こうと思って書いた。買った本とかは後々書けるといいな〜(と言って書けた試しがない)



とりあえず今年はぽっぽアドベントやる予定なので、よろしくお願いします。