熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

a flood of circleの話をしよう(第一夜『理由なき反抗(The Rebel Age)』)

a flood of circle、メジャーデビューから今年15周年目を迎えたバンドである。幾度もメンバーチェンジを重ねながらも、男女4人編成に落ち着いてから5年。骨太なロックをベースに、ボーカルの佐々木が語るようなブルースやポップめなサウンドまで幅広く楽しめる、楽曲リリーススピードが異様に早く、ライブの数もめちゃくちゃ多いのが特徴だ。

このバンドのことを、かれこれ12年ほど好きでい続けている。自分の心身の問題で新曲をまったく聞けない時期もあったが、好きな曲たちはずっと抱えたまま聞いてきた。恐らく人生で最も多くライブに通ってるバンドもa flood of circleだ。いつだって楽しくて、割と大暴れなフロアにもかかわらず、a flood of circleのライブに来るとこんなにもホームだと感じる。なんで好きなのと言われると、声と音と歌詞と思想だよって話に集約されるのだけど、いい加減じっくり書いてみたい。枠を破るような話というよりも、ずっと並走しているという気持ちが強く、ぽっぽアドベントとのテーマとはずれているのでこちらに書いていく。文フリに当てられて酔っ払って書き始めているので、1日坊主で終わる可能性の方が高いのだけれど、まあ見守っていてくれ。

 

とりあえず今年話題になっている漫画、「ふつうの軽音部」でも使われたこの曲、リリース当時から大大大大大大好きなので、初っ端としてあげさせてもらう。

理由なき反抗(The Rebel Age)


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「ダーリン 君からしたら こんなのって馬鹿みたいかい」

突然シャウトしながら上記の歌詞で始まるこの曲は、仕事をクビになった人間の話であり、仕事と人間の関係性を描きながら、ロックンロールの反骨精神とラブアンドピースが全部こもったような曲だ。

タイトルはお察しの通り同名の映画から引っ張っていると思われる。歌詞の中にジェームズ・ディーンも出てくるので。(しかしこの映画、実は未見という……タイミングを逃してここまできてしまった)

「お前にしか出来ない仕事なんかこの世にない」という歌詞は、ボーカル佐々木がアルバイトをしていた当時、バイトの同僚が上司に言われた言葉だったそうで、リアリティがすごい。実際、ほとんどのことがそうなんだろうけれども。

とにかく人間の心の揺れ動きがすごくて、何か一つ言ったあとにすぐ「そうです早速嘘です」みたいな歌詞が続くのが、ものすごくリアルだなと思ってる。サビの「ダーリン 笑いながらも涙がこぼれるのはどうして」みたいな、笑ってるんだけど涙が出てくるような状況や、はいはいと受け入れてるふりをしながら受け付けられなかったりだとか、相反する状態や口では笑いながらも嘘ぶいていることが、とにかく人間臭いなと思わせてくれる。人って輝かしい一面ばかりではないし、クソ野郎と思った人にも一つくらい美徳があることもある、ということを思い出させてくれる。なのでそんなに常に全うで清廉潔白でなくてもいいかと思えてくる。フラッドの曲はそんな多面的な曲が多い。あと、すぐに社会に対して「ふざけんじゃねえ」とか、中指を立てたりして、常に懐疑的であり、それを声に出すところまでやってくれているのが、自分にとってはエンパワメントにも感じている。この曲が初めて収録されたe.p.、タイトルが「FUCK FOREVER」で、中指立ててるジャケットだからね。ロックンロールは反骨の音楽だから、それを体現しているのも好き。

 

この曲、仕事をしてない時にめちゃくちゃ聞いていた。苦しかった時に馬鹿みたいだなと思いながらもこの曲聞いて泣きそうになりながら踏ん張っていた思い出がある。なので、今年漫画の中に取り上げられたことで話題になって、聞いたことない人達にまで届いたのがとても嬉しい。

 

「理由なき反抗」が登場するの、多分3巻だった筈だが記憶にない。

 

めちゃくちゃ突発的に始めてしまったのだけど、裏アドベントとしてみようかと追う。続けられるかは分かりません。