熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

パラドックス定数と浸る2020秋冬

今年は今までにないほど配信で舞台を観ている。
半分以上がロンドン発のものなのだが、ここにきて国内作品への情熱が高まっている。
と言うか、劇団「パラドックス定数」への情熱である。


今日、素晴らしいニュースを教えてもらった。

2020年12月の新作公演と、2018-2019年に公演された7つの作品を、YouTubeで無料公開するとのことだった。
年末に公演が決定していたのは既に出ていたが、まさか過去作品をYouTubeで公開してくれるとは思っていなかった。


私とパラドックス定数の歴史は浅い。
実際に観劇したのは上記の作品の一つである『Das Orchester』だけである。
それこそ名前を見かけたのは、2018年か2019年頃だと思う。演劇をよく観ているフォロイーが熱心にお勧めしていたのがきっかけだった。
ただ、薦めていたのはその人だけではなく、普段演劇よりも映画の話が主だった人も、同じく強く薦めていた。
普段呟いている系統の違う人たちが3人、同じものを話題にしていたらそれは面白い可能性が高い。そんな基準を持ち合わせている私は、パラドックス定数も面白いのだろうとなんとなく思っていた。それでたまたま日程のあった2019年の3月、『Das Orchester』を観に行ったのだが、これが大正解だった。
あの時の私にはドストライクだったし、この世には私がまだ知らない面白いものがある!と強く思わせてくれた。
しかし、パラドックス定数はその公演を最後に、暫く休止するとのことだった。
何故もっと早く観にいかなかったんだ!1月にも公演があったのに!と自分を責めたが後悔先立たずというやつであった。
しかも、もっとおすすめが…と薦めてくれた方の話を聞いて、ますます観たくなっていた。

 

その後、演出の野木萌葱さんが脚本を手掛けた『骨と十字架』も面白かったが、私の好みは『Das Orchester』の方が合っていた。
なのでこの過去作品公開は、とても嬉しい!
今ちょっと踊っている。正直言って最高だ。再演は難しいと思うので(やってくれれば行きますけど!)、今観せてもらえるのが本当にありがたい。
どうしてこんなに好きなのかは、既に観た方は作品を思い出して、そして観てない方は公開される11/20に答え合わせをしましょう!



もし万が一関係者の方がこのブログをご覧になっていたら、出来たらですが、そして微力ながらになりますが、どうか課金させてください!
年末の『プライベート・ジョーク』も絶対行きます!
二十世紀初頭の芸術家の学生寮とか好きな要素しか詰まってない!
楽しみが増えたぞー!