熱に羽化されて

好きすぎてこじらせたうわ言や思考の整理など

マンガ『琥珀の夢で酔いましょう』を大プッシュしたい話

※ブログを読んでほしい気持ちは山々ですが、現時点でまだ投票に行っていない有権者は先に投票を済ませてきてからこのブログを読んでください。まだ?最後に候補者をどう選んだらいいかとか書いたので先にここを読んで。もう行った?では続きをどうぞ。ただ、ビールが好きな人はお手元にビールを用意してからでもいいかも。

 

三度の飯と読書が好きだ。大体同じくらい好きだと思う。時折のめり込むと食事のことを忘れがちになるが、基本的に食い意地が張っており、たまに外へ出かける時は出来るだけ美味しい店を探しがちだ。飲むのも結構好きだ。最近は飲む機会が激減しており、アルコールにも弱くなっている気がするが、ビールは気兼ねなく飲めることが多い。そんな食欲旺盛な本の虫が、今全力でお薦めしたい漫画が『琥珀の夢に酔いましょう』(通称:こは酔い)だ。

 

magcomi.com

公式サイトでは現在1、2、26話が読める。

きっかけは、フォロイーさんからの熱烈なお薦めだった。21話が無料公開されたタイミングで、わざわざDMでこの話からでも読めることと、

「いやまじこれはとさんに読んでほしくって!」

と強烈な一言を頂いたので、それなら無料だし絵柄も好みそうだし読んでみるかとページにアクセスしたのがきっかけだ。(ドラマには腰が重くてごめん友人各位…)

当時公開されていた「恋はビール、タップ、サービング」(単行本5巻収録)を読んでみた。友人は私のことをよく心得ていると言っていい、めちゃくちゃ好きな話だった。「白熊」と言うクラフトビール専門店に、初めてそういう場所に行ってみる社会人と大学生の話だったのだが、まあこの30ページちょいによくこれだけ詰め込んだな!と言う話だった。飛び交う実在のビールの名前と丁寧な解説、年上のちょっとした見栄っ張り、それを受け止めるような度量と美味しそうな料理たち。そして「初めて」の経験の楽しさが幾重に重なり、そんな展開になるのかとひっくり返った。
ついでに言うと、作中の台詞に「男ならプラバース*1、女ならファサ*2が俺の理想…」という台詞に痺れたのだった。『バーフバリ』とMAMAMOOをこれを言わせる人の書く話、絶対好きやんけ。

「続きは!? つーかビール飲みたいんだが!?」これが真っ先に出た感想だった。これが当時の最新話だったので、とにかくこれまでのことを知るべしと思ってすぐに単行本を買った。

あらすじ

京都の広告代理店に派遣で働いている剣崎七菜は、仕事を正当に評価されないことに疲れて路地裏にあるお店に迷い込む。開業したばかりのその店は、店主が1人きりで切り盛りするもごちゃついているし寒いし、ビールしか飲み物はないし店内にはカメラマンというなんだかスカした男性客が1人だけ。ハズレを引いたと凹んでいたが、思いがけず飲んだクラフトビールと美味しいご飯で意気投合。ビールは苦手だったのにこれなら好きかも、と七菜が驚いていると店主から「2人にこの店のアドバイザーになってほしい」と言われ……


という、「白熊」という店を中心に、そこに集まる人たちを巡る群像劇である。メインの3人である剣崎七菜、カメラマンの芦刈鉄雄、店主の野波隆一が、閑古鳥の鳴く店をなんとかするべく走り回ったりビールを飲んだり美味しいものを食べたり人間関係に悩んだりビールを飲んだりイベントをやったりビールを飲んだりする。
この3人がいい距離感でお店を成長させていく様子が心地よい。隆一は白熊が本職だが、他の2人は本業が別にあり、そちらでも奮闘している様子が窺える。
ビールを題材として扱っており、それが好きな部分もあるけれど、やっぱりこの漫画はキャラクターの描き方や人間関係が好きだな…と思う。ここに出てくる人の多くは日々理不尽にぶつかって、怒って、それでも尚糸口を見つけようと日々もがいている。それが実を結ばれた時、最高の気持ちと共にあるビール!美味さ増し増しだよね、というのがこれでもかと伝わってくる。


一方でこの話がいいと思うのは、割と登場人物が失敗するところでもある。こういう話ってほっこり人間関係、でまとめられがちでそれはそれで好きなのだけれど、なんでもかんでもうまくいくわけではない。ぐわーやるぞ!と気合十分、絶対いける!と思ってたことが次の話であっさりと叶わなくなることもしばしば。現実を感じてしまってほろ苦い…物語の中でくらいうまく行ってくれよ…と思うけれど、それでもしっかりガッツリ凹んでから、またやるしかないなと顔を上げて歩き出すのがとても好きなのだ。そういう出来事がひっきりなしにやってくるけれど、この人たちは次はどうするんだろう?と思いながら読んでいる。


また、ビールを軸に進んでいるけれど、派遣やフリーランスの辛さ、男女の格差などの社会問題を真っ向から描いてくる。それが主題になる話もあるし、さりげなくだけれどきっちり描いてくれる塩梅が上手だ。ストーリー自体が人間模様のぶつかり合いみたいなところがあるので、ここもやっぱり理解し合えない人が出てくることもある。それでも尚、見過ごされそうなことも掬い上げてくれるのがこの物語である。

 

そして当然ながら主軸であるビールの輝きも素晴らしい。
京都の地ビールを始めとした、数々のクラフトビール、しかも実在している!物によってはコンビニでも買えるし、オンラインストアの取り扱いもある。一方で、現地に行かないと飲めなさそうなものも多数あり、この辺りは入念な取材によって描かれているのを感じる。なんせこの作品、原作と作画の他に「監修」がついている。何って勿論ビールの。話の最後には毎回取り上げたビールや食べ物についてのコラムが載っている。かなり本格派だ。ビールは勿論、「ビールに合う食べ物」もまあこれでもかと繰り出される。空腹時に読むのは非常によくない作品である。割と食欲を忘れて本に没頭しがちな私だが、あまりにも美味しそうな描写に「ちょっと待って、私も食べたい」と一旦休憩することがある。モノクロなのにビールの色合いや焼き加減の描写が綺麗で美味しそうなんだよお!今書いてて思い出してるだけなのにビール飲みたくなってきた。ああ……

 

一方で、ビールを飲まない人、苦手な人にもとても優しい。無理して飲めよ!という描写が一切ないのは勿論、ビールを飲まない人もその場から取りこぼさないようにする努力が窺える。この問題を真正面から取り扱ったエピソードがあるので、是非読んでみてほしい。
また、アルコールの恐ろしさもきっちり描いている。2話の時点で暑い日にやってきたのに、まず飲むのは水、と描いてくる。急性アルコール中毒にならないようにという注意が、かなり頻繁に、しかし話を腰を折らないように差し込まれている。とりあえず水も飲んどこうか、暑いから回るの早くなるから気をつけて、とアルコールをメインにしていて、かつこうも水を飲む描写や注意を書き連ねている作品を、私は他に知らない。(もしあったら教えて!)
これはすごく大事なことだと思う。私だって飲むのは大好きだが、飲み過ぎれば具合が悪くなることもあるし、依存性のあるものだ。無責任にビールが美味しいというだけでなく、アルコールの怖い部分や、それを利用した恐ろしいことにまでも触れているエピソードがある。

 

更に、舞台が京都なので、京都の文化自体にも触れている。私は人生の殆どを関東で過ごしており、修学旅行以外で京都に行ったことがない人間なので、こういう所も面白く読んでいる。時折TLで流れてくる水無月ってこれか、と最近合点がいったくらいなので…勿論登場人物は京都が地元の人は勿論、地域や国を超えてさまざまな場所から集まってきている。京都に限らずご当地の話も沢山出てくるので楽しい。私はハワイ回が好きです。


後、作者たちが絶対映画好きなので、映画好きはニヤリとできるオマージュのイラストや、マブリーやら見知った単語が盛りだくさんだよ!私はここもおすすめポイントだよ!


ここまで長々と書いたのだけれども、最終的にはもう「読んでくれ!!!!!!」しかないので読んでほしい。たった5巻だから、ね、お願いだよ…
ちなみに最初に紹介したマックガーデンのオンラインサイトでは、今だと単行本のすぐ続きの話まで読める。
そして、面白かったら今やっている「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門に投票してほしい。今回がノミネートのラストチャンスだそうなので…明日の7/11(月)AM11:00までなのでよろしくどうぞ。ちなみにWeb漫画部門にはこの作品と類似性の多い「つくりたい女と食べたい女」もノミネートされてるよ!

tsugimanga.jp

ただし、この投票の前にもう一つ大事な投票がある。
このブログをアップしている時点で投票出来る残り時間が後1時間くらいしかないが、まだ投票に行っていない有権者は、是非今回の参議院選挙に行ってほしい。好きなものや人気キャラを決める投票は数あれど、これ以上大事な投票ははっきり言ってない。
今与党が進めているインボイス制度は、日本の大多数のマンガ家に打撃を与える制度なので、色んなマンガを沢山読みたい人や、推しマンガ家がいる人は特に行って自分の意見を反映してくれる人を選ぶことをおすすめする。党議拘束という、党内で進めている物に対して反対意見を持っていても、党の意見に賛成しろという制度があるので、個人では反対していても、党としては賛成しか出せなかったりするので気をつけて。

投票用紙をなくしていても本人確認が出来れば大丈夫なので、手ぶらでも是非。どこに入れたらいいのか分からない人は、以下のサイトで自分と似た考えの党の人に入れるといいと思う。

t.co

 

有権者の人、投票行った?行ったら帰りに外食してもいいし(またコロナが流行っているのに注意するに越したことはない)、ビール買ってお家で飲みながら「こは酔い」読んでも楽しい。全ての人が住みやすくなる未来が来てほしいと強く思えるマンガなので。それではよい日曜の夜を。

1巻表紙



*1:恐らくインドの俳優、プラバースのこと。映画『バーフバリ』シリーズの主演を務めている。孫とは全く似ていない

*2:恐らく韓国のアイドル「MAMAMOO」のメンバー、ファサのこと。ハチャメチャイケてる。孫とは似ていない。

半分終わりなんだって

スケジュール管理が出来ない。特に仕事が終わった後、アレもやりたいコレもやりたい、でも気力なくなった、あー今日も一日が終わってしまった、という繰り返しになっていてぐぬぬとしている。本当はもうちょいブログ書くとかしたいし筋トレ続けたいし英語もやりたいし、しかし体がじゃあその通りすぐ動くのかというとそうでもなく、時間がひたすらに足りん。全然足りん。 その上信じられないような事件が起こるので、そういうことにも時間を割かれる。政治を見張るのは国民の義務だけどさあ!そんなアホなみたいなことを繰り出してくるわけよ!何だよ月数十円の節電ポイントって。消費税なくせ。 そうだから今の生活に困ってたりうんざりしている有権者は、参議院選挙に行って自民党公明党維新国民民主党以外の党の人に入れようね。せめてね。白票は現状の肯定でしかないよ。

 

私だって政治の話は面倒がってしまうしそんなことより推しの話をしていたい。でもそんなことが出来る余裕を、どんどん国に奪われている。国が存続するために人がいるんじゃないんだよ。人のために国というシステムがあるんだよ。そこを履き違えてる人をたまにみかける。「お国のために」なんて言葉は戦前に置いてきてくれ。国のために人が死ぬ必要はない。人を生かすために国があるんだよ。だから人のために国があるのが正常だし、その国というシステムの維持のために人が日々管理したりメンテナンスしている。その一つが選挙だと思う。

 

本当は上半期ベストをあげるつもりだったんですけど色々あって延期。結構むしゃくしゃしている。他にも珍しく書きたい内容がいくつかあったのに。 まだ今だけは6月ってことにしといてほしい、深夜1時前。2枚爪が発生しまくっていて、去年の頑張りはどこにいったのかと言いたくなる。そんな上半期終わり。絶望なんかしてやらないからな。

 

最近めっきり風景写真のようなものを撮らなくなったが、これはなんだか足が止まって撮ってみた。 川が好き、というより橋から川を眺めるのが好き。

舞台「リーマン・トリロジー」を映画館で観よう!

※2022.7.4. 続映&追加劇場の情報を追加しました。

 

NTLの初心者向けQ&Aを最後に設置しているのしているので、そこだけ見たい方は見たい方はこちらからどうぞ→Q&A

3人の男が、3人の兄弟と、3世代の話を、3幕の舞台で演じる。
そんな面白い舞台が、今だけ映画館で観られるよ!

(この間観に行ったら完売しててちょっと感動した)

と、ナショナル・シアター・ライブ(NTL)シリーズは何度もTwitterでは騒いでいるが、ブログの方では一度くらいしか触れていなかったので布教したくて書く。
NTLとは、イギリスの国立劇場が運営している、舞台作品のライブビューイングである。日本では、舞台上演の録画を映画館で上映している。
詳しくは以前書いたブログがあるので、そちらを読んでほしい。(当時と状況が変わっているので、多少古い情報が混じっています)

ibara810.hatenablog.com

 

「リーマン・トリロジー」はロンドンで上演された後、ニューヨークのブロードウェイでキャストが1名変わって上演された。それが今年のトニー賞で最も大きい「演劇作品賞」をはじめ、「演劇演出賞」「演劇装置デザイン賞」「演劇照明デザイン賞」、それに出演者のサイモン・ラッセル・ビールが「演劇主演男優賞」(そもそも演者全員が主演男優賞にノミネートされていた)と、数々の賞を獲ったのである。トミー賞のノミネート記念して、6月から東京と大阪でリバイバル上映が行われた。このそして明日から、受賞記念なのか先日のリバイバルが好調だったのか、東京で更に6/24(金)〜7/7(木)7/14(木)までシネ・リーブル池袋で上映が決まったのだ。 ※どうやら人気のため延長した。

※追記
また、東京のBunkamura ル・シネマでも7/8(金)~7/14(木)までの1週間連日18:05~21:50での上映、京都のアップリンク京都*1では7/22(水)〜7/27(水)での上映が決まった。


このNTLは上映期限が決まっており、過ぎたら観れなくなるので要注意。特にこの演目はNTLのサブスク*2にも入っていない。これを逃すとニューヨークに行って観るか、もしくは来年からまたロンドンで再演するらしいのでそこまで行かなくてはならない。これが現時点の日本ではラストチャンスだそうなので、東京・京都と限られた立地になってしまうが、機会のある人はぜひとも観てほしい。

 

www.ntlive.jp


私は6月のリバイバルで2回目を観たのだけれど、改めて良かった…と噛み締めまくった。なので1人でも多くの人にも味わってほしいので、池袋まで足を伸ばせる人は是非足を運んでほしい。ちなみに初見の時点で十分面白かったのだけれど、その時めちゃくちゃ疲れていて、若干ウトウトしてしまったのだ。それがどうにもこうにももったいないなと引っかかっていて、何度か再上映のタイミングがあったけれど合わず、もったいなくてのリベンジだった。

 

どんな話かというと、「リーマン・ショック」で世界を震撼させたリーマン・ブラザーズの始まりから終わりまでを3世代に渡って描いていくもの。それも、この大河ドラマばりの長い話を、たった3人の役者と一つのピアノだけで、約3時間で語ってしまう。
ドイツからアメリカにやってきた3兄弟であるヘンリー、エマニュエル、マイヤーを、それぞれサイモン・ラッセル・ビール、ベン・マイルズ(BW版ではエイドリアン・レスター)、アダム・ゴドリーが演じる。しかし彼らが演じるのはこの3兄弟だけではない。周囲の人間はもちろん、彼らの子供や孫まで、その数合計を、3人が変わるがわる演じていく。衣装替えや特殊メイクなどは一切行われない。それなのに、全然違う動きや声で、さっきまで演じていた役とは違う役を演じているという事が分かってしまう。アダム・ゴドリーの0歳児と2歳児の泣き声の分け方など、演技がめちゃくちゃ上手い人じゃないとこんなの挑めない…!と震え上がる。本当は3人同時にトニー賞主演男優賞を取って欲しかったくらいだ。

音楽もすごい。生演奏のピアノが彼らの物語をより鮮明に描き出している。こればっかりは観てもらった方が分かりやすいので、観てくれ…!としかいいようがない。彼らの演技に合わせて奏でることがどれほど大変なのか、ちょっと私には想像の範疇を超えている。馬が歩く音などの音響効果も使われてはいるのだけれど、そちらは最小限に留めている。

また、舞台は巨大なガラスのような箱がセットされている。この中で演じていくのだが、回転しては全く違う場所になってしまう。この見せ方もかなり面白い。演劇の中でもこの作品は観客の想像力に委ねられる部分が多い。にも関わらず、うまく物語に引き込ませてくれる。演出を手がけているのは、映画『007/スカイフォール』や『1917』の監督であるサム・メンデスである。彼は舞台も多く手がけている。

 

雰囲気をつかむには、予告編を観るのが一番かもしれない。


www.youtube.com


ちなみに、この作品は元々イタリアの作家ステファノ・マッシーニが、ラジオドラマとして9時間に渡る超大作だったそうな。それをベン・パワーが大胆に翻案したのが今回のバージョンらしい。
元になった作品は小説として日本でも最近発売された。面白かった人はこちらと比べてみるのも面白そう。ただ、かなり分厚いので予習よりは復習の方がいいのかもしれない。

 

 

最後に、初めて観たいのだけれど、舞台の録画って普通の映画とどう違うの?という人向けにQ&Aを置いておくので、参考にしてほしい。

ナショナル・シアター・ライブ・ジャパン
初めて観たい人向け Q&A

Q1.字幕や吹替はあるの?

A1.日本語字幕はあります!安心してね。残念ながら吹替はありません。

 

Q2.上映時間長いけど休憩はあるの?

A2.あります!リーマン・トリロジーは3幕構成なので、2回あります。
1回目は約20分、2回目は約16分でした。
外に出てトイレに行けます。

 

Q3.どこで公開してるの?

A3.今回の『リーマン・トリロジーリバイバルは東京のシネ・リーブル池袋Bunkamuraル・シネマ、京都のアップリンク京都のみです。1日1回上映が多いので各映画館の上映スケジュールをよく確認した方がいいと思います。
他のNTL作品は東京・名古屋・大阪・京都・福岡でスタートし、
その後神戸や各地でもう少しだけ上映が時折ある状況です。

 

Q4.チケットはどうやって買うの?

A4.映画のチケット買うのと同じです。シネリーブル池袋はオンラインで事前に席を選んで購入する事もできますし、映画館に直接行ってチケット売り場で買うことも出来ます。土日は売り切れに注意。事前に買っておくと良いかも。

金額は一般3000円、学生2500円です。

 

Q5.円盤が欲しい!

A5.公式が円盤化はしないと明言しています。
サブスクはありますが、そちらは英国公式サイトになり、字幕も英語のみです。

 

Q6.うちの近くではやってないよ〜!

A6.お近くの映画館にリクエストを出してみてください…声が多いと考えてくれるかも?
後は上映をやってる地域で盛り上がれば、やっていない地域でもかかる可能性があるので、頑張ります…(あんまり観客が考える領域ではないのですが)

 

 

1人でも楽しめる人が増えますように。
あわよくば、他のNTL作品も観てくれますように。

ちなみに、「リーマン・トリロジー」面白かった!他にもある?という方向けには…

次回、8/5からNTL「プライマ・フェイシィ」が控えています!なんと本国のスタートは7/21なので、2週間ほどで日本で観れちゃうのは史上初!こちらもぜひぜひ〜!

www.ntlive.jp

 

*1:ただしこの映画館は代表がパワハラで告発され、訴訟まで発展し、和解はしたが被害者側は円満的な解決には至っていないと声明を出しており、その後の進展が報道されていないので改善されているのかかなり疑問が残る映画館である。

終わらないアップリンク問題 ハラスメント告発のあとに | 文春オンライン

*2:£9.99/月、作品は豊富だが、上演されているすべての作品は入っているわけではない。英語字幕のみ

寝苦しい夜よさようなら?

巷ではヤクルト1000が流行っている。かくいう私もコンビニやスーパーで姿を探すようになってしまったが、そういう場所は一向に棚が空っぽで、補充されているのを見たことがない。しかし、ある所にはあるので、定期購入こそしていないがなんとなく口にする機会が増えた。単に職場にヤクルトレディが来てくれるのと、センターが生活圏にあるからなのだが。ちなみに、Twitterでたまに見かける、道を歩いていたらヤクルトレディに遭遇したので声をかけて買う、というシチュエーションも経験済みである。すみませんと声をかけてヤクルト1000ください!と言ったらやっぱり流行っているのかニヤッと笑っていきなり7本セットを取り出して渡してくれた。ちなみに現金だけでなく楽天payなどの電子マネーでも支払えるのでかなりありがたさを感じている。ちなみにその時は台車を持ってる2人組で、販売センターから3分かからないくらいの距離の場所にいた。

流行り物にはとりあえず手を出してみたい。自分が好きか/合うか/好みかどうかは試してみてから考える。皆騒いでるものにはチェックを入れておく習性が前よりも強くなっている、というか、必要に迫られる場合があるので半ば意図的にやっている。
それもあるのだが、単にヤクルトが美味しいので「寝れる」というプラシーボをかけながら飲むのが楽しくて好きなだけだ。乳酸菌飲料が基本的に好きだし、気を抜くと100mlじゃなくて350mlくらい飲みたいし。1リットルとか言い出さないのが今の私のほんの少しの慎みである。そんなとこ慎んでどうするのか。

 

今年の目標に「睡眠時間7時間確保」を掲げたが、かなり守りながら生活している。破る日もあるし、素っ頓狂な時間に起きて眠れないということもあるが、睡眠アプリの月間平均を見てみると6時間半〜6時間50分くらいである。若干たりてないが、以前よりはだいぶ改善されてきた。
しかし最近日の出時間が早くなって困ったことがある。
早朝になると外が明るくて起きてしまうのだ。
中途半端に起床時間の1時間半前に起きてぐずぐずしている…みたいなことが増えてしまった。遮光カーテンを買うのが恐らく一番いいのだろうが、計測やら面倒だしカーテンは高い。
だったらアイマスク、と思って蒸気でホッとアイマスクをつけたのだが、この季節だと暑くてクラクラする。冷房の効いた部屋で楽しむならありなのかもしれないが、今の季節だと私の部屋に冷房はまだ早い。暑いんだか寒いんだか分からなくなるようなことはしたくない。
というわけで、最初に友達がおすすめしてくれたアイマスクを買った。

 

 

 

寝る前にアイクリームを塗るので、目に触れないものが一番なのだが、洗濯していると聞いたのでそのまま購入。
ふんわりつけているので、締め付け感はほぼ感じない。
ずれると当然眩しく、ガッツリ遮光!というよりは優しく覆ってくれる感じなので、真っ暗を求める人にはあまり向いてないかもしれないが、寝相がいいのであまりずれずに使えている。ただ、暑くて寝苦しい日には取れてしまっていたので要検討。
シルク100%と言うことだが、手入れの面倒さに負けるので枕カバーとかナイトキャップとか、髪のためにシルクがいいよ!というおすすめをよく見かけるのだけれど、誰1人としてお手入れをどうしているか書いていない。手洗いするのが嫌いなので(かつて高級ブラジャーは手洗いしないと行けないなんて嫌だという文句をツイートしてバズったくらいには嫌いだ)、みんなそこんとこどうしているのかを教えてほしい。洋服だってクリーニングに出さなくてもいいものばっかり買っている。
ちなみに他にもアイマスクを勧めてくれた友達がいて、寝付くには大変よさそうだったのだが洗濯が不可だったので泣く泣く見送ったものもあった。どれだけ洗濯嫌いなんだよ。

アイマスクをつけて寝るようになってから、確かに起床予定時刻に起きれることが増えた。しかし今度は段々と湿気が高くなるにつれて、朝起きた時の寝汗やら火照りに近いものが気になってきた。つーかアイマスク、よくよく見たら秋冬用じゃないか。まあいいやと思ったが良くない。起きたとしても全然体が万全ではない。
というわけで、次は寝具を新調した。パシーマである。

 

 

これはこじまさんが物凄い言い回しを重ねまくって勧めているのを何度も観て、うっかり手を出してしまった。だって「10回洗えばあなたの皮膚になる」って凄まじいフレーズである。うっかり手を出すにはちょっといい値段のものだと思うけれど、寝具には金かけた方がいいって言うし……しかも気づけばおふとん、というかベッドに潜り込んでいる人生である。そこを快適に過ごすにはある程度の投資が必要、これは無駄遣いではない、と言いながら買った。
まだ届いてから最初に洗って1週間経ってないので、だんだんと洗濯による経過が楽しみ。さっき洗濯嫌いって書いてた人間の書くものとは思えない。いいんだよ洗濯機が洗う分には。これは手洗いする寝具ですとか言われたら絶対に手を出さなかった自信がある。
と言うわけでまだ新米のパシーマだが、今の時点で確かに結構吸湿に優れているな…と感じる。パシーマは脱脂綿とガーゼで出来ているキルトケットで、赤ん坊や敏感肌向けにも使用できるとのことだったので購入を決めた。

このように睡眠周りを着々とアップデートして、寝苦しさや睡眠不足をちょっとずつ改善しているのを感じる。
本当は電子機器から離れてるのが一番いいのは分かっているのだが、これがやめられたら人生がもっと変わっているのではないだろうか。
深夜にブログを書いている場合じゃない。おやすみ。

推しのミュージカル出演が決まった話

※本来この記事は2022年3月8日に投稿される内容だったのだが、何故だか放置していたので今更更新する。

 

起きてTwitter開いた瞬間、ミュージカル研究などをされている辻さんのツイートが目に飛び込んできた。

 

ぶ、舞台!?しかもミュージカル!?
他の方からもリプライでソース記事を送って頂いていた。昔はこんなことなかったので、TLで仲良くしてもらっている人たちにも随分と私の好みやら思い立ったら海外に行ってしまうのが浸透しているなと思った。いや本当、こういう時思い出してもらえるのって幸せなことだよ…ありがとうございます。
びっくりして記事を開いたけど、寝起きの頭にはなかなか頭に入ってこなかった。こういう時、英語が弱いとてんでダメだな…
公式情報として、劇場の公式ツイートを貼っておく。

 

日本語で書いてくれてた方にだいぶ助けてもらって、ようやっと整理が出来た。
ダンがニューヨークで『メリリー・ウィー・ロール・アロング』というミュージカルに出ることが分かった。
場所はニューヨーク・シアター・ワークショップという劇場の2022/23シーズンの一つの演目らしく、ここはブロードウェイからちょっと離れたダウンタウンにある。
演出はマリア・フリードマンで、去年日本の新国立劇場での上演と同じ方だそう。
他のキャストと、上演期間は未発表。

 

舞台としては前回観に行った「Endgame/ Rough For Theatre II」以来2年ぶり、ニューヨークで舞台に立つのは「The Lifespan of a Fact」以来4年ぶり、オフブロードウェイ出演作としては「Privacy」以来6年ぶり(でも今回のはオフブロ扱いでもないんだろうか…?NY事情が全然分かってない…)、そして何よりミュージカルとしては「How To Succeed」以来、なんと11年ぶりの出演である!
こんなに羅列したのは、「ダニエル・ラドクリフって舞台にも結構出てるんですよ」アピールである。数年単位でコンスタントに出ている。しかし、ミュージカルはかなり久しぶり!これは震える…!
ダニエル・ラドクリフって歌えるの?」と思った人は各種配信サイトで「How To Succeed」のダニエル・ラドクリフが歌っている音源を聴いてほしい。
演技が上手なだけじゃなくて、歌って踊れる俳優なんだよ*1

open.spotify.com


めっちゃ嬉しい。そして、めっちゃ行きたい。
ロンドンで彼の舞台を観たことはあるのだけれど、ニューヨークでは、そしてミュージカルも観たことはない。
How To SucceedのCDを持っている*2ので、それを聞いていただけの身としては、これは逃したくない…
しかもソンドハイムのミューミカルやぞ。20代の頃は名前を聞いても分からなかったのに、最近急に名前を聞くタイミングが増えた人である。というか単に私が気づいていなかっただけで、おそらく意識するずっと作品には接していた、ミュージカル界の大巨匠である。そして曲がめちゃくちゃ難しい。こんなチャレンジを逃したくない!
惜しむらくは、去年同じ演出家・振付で日本版が上演されていたこと。いやまさか1年後にダニエル・ラドクリフが演じると分かっていれば私だってなりふり構わず観に行ったけれど、状況に悩んでチケットを取らなかった作品だった。配信があればな…と思っていたが、配信は残念ながらなかった。

 

しかし、現状どうよ。
全然行ける気がしない。
未だに猛威を振るうcovid-19の脅威は全く衰えていない。それどころか、世界情勢もかなり良くない方向に向かっている。
時期は確定していないが、2022年にスタートらしいので、年末あたりから舞台の幕が上がりそうだが、その時にアメリカに行ける状況を、正直思い描けていない。でも正直行きたいよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

 

なので、準備だけはしておいて損はない、と思う。
今から出来る準備一覧をとりあえず書いておいた。( これを書こうとして途中で止まってことを思い出した)

お金

先立つものはこれ!渡米するには当然かかる!しかも円安がマッハ!貯めよう…
今年はもうボールペンの換え以外の文具類を買うのをやめる。
出来るだけ外食をしない。この辺りから削っていくしかない。
実は4月から楽天のポイント制度が改悪されるので駆け込みとばかりに数日前に色々買い込んでしまったので、これからは落ち着こうね…もう今年買って良かったもの出そうかな。

健康

先立つものが揃っても、本人がぐったりしてちゃあどうしようもないよ。
というわけで筋トレをしたり早寝早起きをしよう。金で買えない部分もあるのでどうにかするしかない。足腰を鍛えておこうな…

英語

未だに全然出来てない!がもうなるたけ英語を触れるのと、底上げのために基本のやり直しとかしよう…いやこれは本当要努力で一番なんとか出来そうな部分なのでなんとかしよう。こういう目標がないとむしろ頑張れないので…
スピーキングもなんとかしたいところである。

情報

刻一刻と状況が変わるにつれて、様々なことが今までの旅行で当たり前だったことが当たり前じゃなくなってる可能性は大いにあるので、情報は出来るだけ集めておく。
先日友人たちと話した時にも、今までの知識だと更新されてないから太刀打ちできないよね…みたいな話をした。

 

一体いつからになるのかも分からない話のために今からめちゃくちゃ浮き足立っている。
現実がどうなるかは分からないけれど、とにかく準備!予防!でなんとか生き抜きたい。
まずは一刻も早く何もかもが収束してくれ〜〜〜〜!!!!

会いたいよぉ!最後に会った時にサインもらったやつ。おそらくステージドアはないの分かってるのでそれはそれでいいんだけど、生で歌ってる演技は観たい…

*1:本当はトニー賞のオープニングでのパフォーマンスを観てほしいんだけど、公式では全然出てこないので各自検索して見てください…

*2:配信サイトで聴けるようになると気づく前に買った

今日みたいな気候がとても好き

爪がいい感じだと元気が出るね。


ここ数ヶ月、ガタリと体調を崩して、しかし大した原因はなく、回復しきる前にまた崩し、を繰り返しており、小康状態の時に人から「元気ですか?」と聞かれると返答に困る…というのを繰り返していたのだが、なんだか今日急に元気になった。とても久々に会った友達のお陰だなと感じる。
また、湿度が低くて、少し肌寒くて、日差しは強い今日みたいな気候が好きだからな気もする。
ここ数週間習慣づけていたあれやこれやが全部出来なくなってたのだけど、なんだか明日からはできそうな気がするな、という謎の元気な気持ちだけ記録しておく。春先の初夏の季節がとても好きだ。
その割に外の写真がない。日差しがうまく撮れなくて。

1人の熱意が世界を魅せる(映画『バスタブとブロードウェイ』感想)

『バスタブとブロードウェイ: もうひとつのミュージカル世界』


https://www.netflix.com/jp/title/81044103
Netflixに加入してたらここから見れます(うまく埋め込み出来なかったので普通のリンク…)

【2022.05.01 追記】
Netflixでの配信は終わってしまったのですが、なんとU-NEXTの方で配信始まったそうです!
video.unext.jp
こちらではタイトルが『ブロードウェイとバスタブ』という表記になっておりますが、同じ作品です。
そもそも原題は『Bathtubs Over Broadway』なのですが、これは有名なミュージカルの『Bullets Over Broadway』のパロディでは?と指摘されており*1、この邦題が『ブロードウェイと銃弾』なのでそちらに合わせた変更かと思われます。

あらすじ

最近ミュージカル関連作をよく観るようになったのだけど、めちゃくちゃ良かった一本。
1人の男が失われたジャンルにふとしたことからのめり込んでしまうドキュメンタリー。
謎に覆われた世界の一端を紐解いていくワクワクと、熱中している人の熱意に皆が少しずつ巻き込まれていく楽しさが味わえる。

コメディ作家としてキャリアの長いスティーブは、コメディにのめり込み過ぎて何も面白いと思えなくなり、ただ仕事にのめり込むばかりの毎日だった。仕事のために面白いレコードを探している内に「企業ミュージカル」と出会う。これが彼の人生を大きく変えるきっかけとなる……

「企業ミュージカル」とは

ブロードウェイで行われるショーと違い、企業が自社社員向けに作ったミュージカルのこと。
戦後の経済成長とともに、1950〜70年代に自動車から日用生活品などの大企業が、潤沢な予算をかけてこぞって作っていた模様。歌詞こそは自社製品を褒めそやすものが多く、ヘンテコな題材のミュージカルだが、曲調や演出はかなり本格的だった。
もちろん一般向けにチケットを売り出したりする商業作品ではないので、アメリカでも知名度が低いどころか知っている人が殆どいない。

感想(ネタバレあり)

酷いネットミームで話すけれど、全編「オタクくん大勝利です…!」という案件だった。1人の熱意が、夢物語を現実に変えてた。
ある日出会って一発で好きになっちゃうんだよね。あの落ち方は今でこそ沼落ちというのだろうけれど、途方もない何かへの扉を開けてしまった瞬間。仕事しか人生に打ち込めるものがなかった人が、人生をかけて夢中になれるものに出会うというのがまずたまらなく良かった。
そこからスティーブの地道な旅が始まるのだけれど、その軌跡もまた面白い。
企業ミュージカルは当然円盤などない……と思いきや、企業に勤める社員向けに非売品としてレコードを配布していることがままあった。音源は探すと出てくるのだ。映像となると相当限られてくるのだけれど。
それを手放した人たちのお陰で、企業ミュージカルの楽曲が詰まったレコードが、稀に中古のレコードショップに姿を見せるのだ。探しにスティーブはあちこちの店に顔を出し、名刺を渡し、もし見つかったら教えてくれ、言い値で買うので…と言ってはまた次の店に行く。
彼の捜索範囲は実地だけではなく、インターネットも守備範囲になっていく。まるで、孤独に忘れられた遺跡を掘り起こしているみたいだった。そんな中、僅かながらの同好の趣味の人たちと会う。マジで好きな話して楽しそうな顔をしているのを観るのは健康に良い。一ミリも分からない話でも。
そうやってレコードを集める内に、今度は製作者や出演者たちのことが気になってくる。企業ミュージカルは知名度こそないが、当時割の良い仕事だったため、俳優志望や若い演出家が腕試しのように出ていた。企業ミュージカルの専門で働いている人も勿論多くいた。
今、ショービジネス界隈で活躍している人がかつて企業ミュージカルでも働いていたことが取り上げられている。
表舞台で活躍している人は足取りを掴みやすいが、そうでない人はなかなか難しい。そこでスティーブは数少ない手がかりから、芋づる式に関係者に連絡を取り、実際に会いに行く。もうこの辺りからちょっと想像の範囲を超えた。
この会いに行くのはかなりハードルが高いと思うのだが、この会いに行きたいスティーブが元々キャリアがあり、テレビ業界では名の知れている人物だからこそ叶ったのだろうと思った。彼でなければ成し遂げられなかっただろう。そこからの流れは唖然としてしまった。ラストは圧巻だった。オタクの夢、叶いまくりである。地道な努力がすごいことになった。な、なりたい…こんなオタクに……

また、アメリカの経済成長とそれに乗じた文化の興隆も見れる。凄かった。金があるっていいなあ!
文化は人に余裕がある時に成長し花開くのがヒシヒシと伝わってくる。企業ミュージカルを作ろうとしている社員は、イメージするブロードウェイミュージカルのようなものを演出家に作らせるのだけれど、その予算が当時のブロードウェイミュージカルの予算よりも遥に超えていたというのが、アメリカにとっても高度成長の時だったのだなあというのをひしひし感じた…そしてそれを終わらせた要因の一つがトヨタや日産などの日本車の台頭なのだと思うと、今日本で私がNetflixで観ているのは、ちょっと皮肉めいたものを感じる。
けれど、この作品のお陰で、私も知らなかった「企業ミュージカル」という謎の多い一大ジャンルを知ることが出来たので、それだけでも満足。人々の記憶の彼方とかすかな情報の断片から、こんな大掛かりなものが浮かび上がってくる楽しさよ。


1時間27分なので、サラリと観れる一本。ただし、Netflixのみ配信、本日2022年4月29日までなのでまだ観てなければ今すぐ観てほしい!22時半までに再生すれば大丈夫だから!(以下追記)現在U-NEXTで配信中です。

もし似たような題材の作品があったら観たいので教えてください。
『サッドヒルを掘り返せ』が似たような感じだと聞いたので、そちらも観てみたい。